1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

AMD/Intel/Qualcomm――どのPCにしようと思って悩んで買った1台はこちらです

ITmedia PC USER / 2024年11月27日 16時27分

 付属品は以上という潔さは前モデルを継承している。Appleシールもなく、「Designed by Apple in California」と記された紙ケース内に、簡易マニュアルと保証規定などが記された用紙が入っているだけだ。

 また、パッケージの底面には同社のMac製品で初となるカーボンニュートラルを示す「Carbon Neutral」の文字がある。2023年9月に発表されたApple Watchシリーズで同社初のカーボンニュートラル製品を発表したが、それから1年ちょっとを経てMac製品も対応を果たした。

●見た目よしだけど重厚感が……

 本体のサイズは約12.7(幅)×12.7(奥行き)×5(高さ)cm、重量はM4モデルが約670g、M4 Proモデルが約730gという公称値だが、M4モデル(SSD 512GB)を実測したところ648.5gだった。見た目は安っぽさこそ感じないものの、重厚感はないというところだ。

 小型で軽量だからいいのではないかと思いがちだが、本機に接続するThunderboltケーブルは得てして固くて剛性が高いため、この重量では本体がケーブルに引っ張られて思ったような場所に置けないという事態が発生しやすい(本体の底面にゴムなどはないのでなおさら)。

 それを回避するには、サードパーティー製の縦置きスタンドやVESAマウントアダプター、ドッキングステーションなどを利用する手もあるが、発売直後のタイミングではさすがにM4モデル用には用意されておらず、Amazon.co.jpなどを見ても3Dプリンタを使ったものばかりだ。

 従来のMac miniシリーズもこの辺りは豊富な選択肢があったので時間が解決してくれるとは思うが、現時点では気をつけておきたいポイントである。

 Thunderbolt端子とUSB Type-C端子の総数は前モデルよりも増加したが、全てがUSB Type-Cという割り切った構成なので、ドッキングステーションなりアダプターなりを利用することになりそうだ。

 そして何よりも、デスクトップPCで電源ボタンが底面にあるのは論外だ。Appleの幹部や関係者が「もうApple SiliconのMacは電源ボタンに触れることは減っている」というような趣旨のことをいっているのが漏れ聞こえている。

 しかし、ノートPCのMacBookシリーズはスリープ運用が当然としても、デスクトップPCで同様の運用をするのかなり限られたシーンではなかろうか。根本的な解決策としては縦置きスタンドなどを使うか、3Dプリンタで電源ボタンを上部に強引に持ってくるなどしかなさそうだ。

 仮にスリープ運用が当然だというのならば、せめて前面のインジケーターランプをユーザー側でオフにする設定は用意してほしい。スリープ中でも常時点灯しており、夜間だとかなり目立つからだ。

 次回は、購入前に悩んだ/懸念を抱いたポイントが実際にはどうだったのかを見ていきたい。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください