1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. パソコン

Intelの新型デスクトップ向けGPU「Intel Arc B570/B580」登場 新アーキテクチャ+グラフィックスメモリ増量でGeForce RTX 4060以上の性能

ITmedia PC USER / 2024年12月3日 23時10分

Intelの新型デスクトップ向けGPU「Intel Arc B570/B580」登場 新アーキテクチャ+グラフィックスメモリ増量でGeForce RTX 4060以上の性能

Intel Arc B570/B580 Graphics搭載のグラフィックスカード(中央はIntel純正のIntel Arc B580 Limited Edition)

 Intelは12月3日(米国太平洋夏時間、以下同)、デスクトップPC向けの新型GPU「Intel Arc B570 Graphics」「Intel Arc B580 Graphics」を発表した。Arc B580搭載のグラフィックスカードは12月24日から、Arc B570搭載のグラフィックスカードは2025年1月19日から順次発売される予定で、想定価格はArc B570搭載カードが219ドル(約3万2800円)から、Arc B580搭載カードが249ドル(約3万7300円)からとなる。

 なお、Arc B580についてはIntel純正カード「Intel Arc B580 Limited Edition」も発売される。

●Arc B570/B580 Graphicsの概要

 Intel Arc B570 GraphicsとIntel Arc B580 Graphicsは、共に「Battlemage(バトルメイジ)」というコード名で開発が進められてきたもので、Core Ultra 200Vプロセッサと同じ「Xe2アーキテクチャ」を採用した。ゲーミングスペック的には、1440p(WQHD/2560×1440ピクセル)解像度でのプレイを快適にこなせるような設定になっているという。GPUダイ(SoC)は「BMG-G21」という形式名だ。

 先代(Xeアーキテクチャ)と同様に、Xe2アーキテクチャでも「レンダースライス」というGPUクラスターの数を調整することでパフォーマンス(とスペックのクラス分け)を行っている。

 Xe2アーキテクチャのレンダースライスには、Xeコア(GPUコア)とレイトレーシングユニットが4基ずつ搭載されており、いずれも第2世代に進化している。X1コアには1基当たり8基のXVE(Xe Vector Engine)とXMX(Xe Matrix Engine)が搭載されており、AI推論で必要な各種演算を高速に行えるように工夫されている。

 BMG-G21の場合、レンダースライスが5基搭載されている。つまり、Xeコアとレイトレーシングユニットは合計20基、XVEとXMXが合計16基搭載されているのだが、Arc B570についてはXeコアを2基停止させることで性能面での差別化を図っている。ゲームクロック(※1)は、Arc B570が最大2500MHz、Arc B580が最大2670MHzとなる。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください