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「Core Ultra 200Sプロセッサ」のパフォーマンスが安定しない? Intelが原因と対策を公表

ITmedia PC USER / 2024年12月20日 12時30分

●原因3:Epic Games製アンチチートツールの不具合

 ベンチマークテストをWindows 11(バージョン24H2)で実施した場合、Epic Games製アンチチートツール「Easy Anti-Cheat」を導入しているゲームタイトルでブルースクリーン(STOPエラー)が発生することがある。本件はCore Ultra 200Sプロセッサに直接関係する不具合ではないが、ベンチマークテストの結果に影響した可能性はある。

 本件について、Epic GamesはEasy Anti-Cheatの更新プログラムを開発済みだ。ただし、適用タイミングは開発者/タイトルごとに異なるので、詳細はゲームの開発元(または販売元)に確認してほしい。

●原因4:UEFI(BIOS)の設定ミス

 PCのファームウェアたる「UEFI(BIOS)」の設定は、CPUだけでなくPCI Expressバス、メモリのアクセス、Intel APOなど、PCのあらゆるパフォーマンスを大きく左右する。

 レビュー用に先行して貸し出された各社のマザーボードのプレビュー版UEFIには、「VIP設定」と呼ばれるIntelの推奨設定が施されている。しかし、一部においてUEFIを初期設定に戻すと、VIP設定の一部が正しく反映されないという問題が発生していた。Intelの推定では、本事案では2~14%のパフォーマンス低下が発生したとのことだ。

 「Intel Z890チップセット」を搭載するマザーボードについては最新のUEFIを適用することで問題を解消できる。

●さらなる対策:UEFIの最適化(2025年1月前半予定)

 今回の調査を通して、Intelは新たなパフォーマンス最適化ポイントをUEFIに盛り込むことにした。この新たなポイントについては現在最終検証中とのことで、2025年1月前半にリリースされる予定だ。ただし、実際の適用時期は、マザーボードメーカーの開発状況によって左右されることがある。

 この新しい最適化が反映されている場合、CPUのマイクロコードは「バージョン 0x114」以降に、Converged Security and Management Engine(CSME)のファームウェアキットは「19.0.0.1854v2.2」以降になるという。

●今後の予定

 上記のアップデートによって、Core Ultra 200Sプロセッサは「意図された機能(パフォーマンス)を発揮」するという。本プロセッサのパフォーマンス改善策については、2025年1月8日に開幕する「CES 2025」でも発表される予定で、今回発表のものと合わせて「包括的なアップデート」として提示される予定だ。

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