1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. デジタル家電

ゲームボーイ世代直撃な縦型Androidデバイス「AYANEO POCKET DMG」を試す

ITmedia PC USER / 2024年12月23日 17時50分

 こうして見ると、処理が重たいゲームをプレイする際はMaxモードを多用するのではなく、Gameモードを利用するのがパフォーマンスとバッテリー消費の点で好ましいと考えられる。

 GPUスコアについては、他の項目と比較して大きな伸びは得られなかったが、スコアとしては確実に、上位のモードに切り替える事で向上していることが分かる。

 ベンチマークテスト結果から得られるAYANEO POCKET DMGのパフォーマンスモードの使い分けは、普段はBalanceモードで利用した上でゲーム起動中に動作に引っ掛かりを感じたら、ゲームを一時停止してパフォーマンスモードをGameモードに切り替えるのが良さそうだ。

 なお、パフォーマンスをBalance以上に設定する際に1点だけ注意点がある。それは空冷ファンの動作音だ。

 パフォーマンスが高いということはSoCの発熱量も増してしまう。よって冷却のために空冷ファンの回転数が上がるようになっているが、Balanceモードでは気にならなかったファンの音が大きくなる。場合によってはスピーカーの音を上げるか、ワイヤレスイヤフォンを利用するようにしよう。

●きれいなディスプレイで原神がプレイできる Androidゲーム機としては大満足のパフォーマンス

 ベンチマークテストで、AYANEO POCKET DMGのパフォーマンスを数値で確認できたので、続いてはAndroid向けのゲームで動作が重たい「原神」を実際にインストールして動作を確認した。

 原神のインストール後に、パフォーマンスモードをGameモードに指定した上で、ある程度動作を確認してみたところ、ゲームプレイ中に特にカクツキなども感じられず、快適にゲームをプレイできた。

 よって普段はBalanceモードに設定した上で、描画されるオブジェクトが増えるなどが原因で動作にカクツキを感じた場合は、Gameモードに切り替えてもよさそうだ。

 ゲームパフォーマンス以外では、ディスプレイが3.92型と、最近のスマホと比べるとサイズが小さい。そのせいで「ゲームUIなどが見づらいのではないか」と懸念していたが、ディスプレイの発色自体がきれいなこと、解像度が1240×1080ピクセルであることもあってか、プレイに支障をきたさないことが分かった。

 原神をAndroidデバイスでプレイしたことがある方なら知っているかもしれないが、キャラクターの移動や攻撃、ジャンプなどのアクションはディスプレイをタッチして操作するようになっている。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください