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Intel×AMD×Qualcomm対決! 3プラットフォームの14型AI PC(Copilot+ PC)を横並びで比べてみた

ITmedia PC USER / 2024年12月24日 12時0分

 14型の液晶ディスプレイは、2240×1400ピクセル表示に対応する。パネルの表面は光沢仕様で、公称の輝度は最大300ニト、タッチ操作にも対応している。

 通信機能はWi-Fi 7対応の無線LANとBluetooth 5.4を装備する。USB端子はThunderbolt 4対応のUSB Type-Cを2基、USB Standard-Aを1基備えており、USB Type-C端子が充電端子を兼ねる。

 液晶ディスプレイ上部のWebカメラは、約900万画素と超高画素で顔認証もサポートする。キーボード両脇と底面にスピーカーを内蔵するクアッドスピーカー仕様で、サウンド品質も良好だ。

●QualcommのSnapdragon Xを搭載する「HP OmniBook X 14-fe」

 HP OmniBook X 14-feは、SoCとしてQualcommのSnapdragon Xシリーズを備えた薄型ノートPCだ。

 ボディーは鮮やかなホワイトのカラーリングを採用しており、Intel機やAMD機とはかなり違う雰囲気の外観になっている。ボディーサイズは、約312(幅)×223(奥行き)×14.3~14.4(厚さ)mm、重量は約1.34kgとなる。

 評価機のバッテリーレポートで確認した設計容量は約59Whと、今回取り上げた3台の中では一番バッテリー容量が少ないにもかかわらず、公称のバッテリー駆動時間は約26時間と最長だ。

 Snapdragon Xは、スマートフォンのSoCで高い実績のあるQualcommが投入したPC向けのプロセッサで、従来のPC向けSnapdragonシリーズとは一線を画すパワフルなパフォーマンスと電力効率を両立させているのが特徴だ。MicrosoftがCopilot+ PCの要件とする「40TOPS以上のNPU」もいち早く統合している。

 一方、Armベースの命令セットアーキテクチャを採用する点には注意が必要だ。IntelやAMDが採用するx64(x86)アーキテクチャとは異なるため、OSやソフトウェア、周辺機器の互換性の問題がある。

 具体的には、多くのアプリがエミュレーションで動作するため本来のパフォーマンスより遅くなること、アドビの多くのソフトや液タブ/ペンタブレットなどが利用できないこと、ATOK(IME)とArmネイティブアプリ(Arm64ECベースのMicrosoft Officeを除く)との相互運用ができない点などが挙げられる。

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