2024年のベストバイは「Nikon Z6III」「Apple Watch Ultra2」で決まり!
ITmedia PC USER / 2024年12月30日 6時5分
Nikon Z 5からステップアップして購入したNikon Z6III。高画素機を求めないユーザーにとって、まさにベストバイなカメラだ
2024年も残すところ、あとわずかとなった。思えば2024年も、いろいろなガジェットを購入してきた筆者だが、特に満足度の高かったデバイスを紹介して本年を締めくくろうと思う。
●(1)Nikon Z6III
1つ目は7月に発売されたNikonのミラーレス一眼「Z6III」だ。
筆者は以前より、フルサイズミラーレス一眼の入門機である「Nikon Z 5」を愛用していたのだが、購入後に結婚してライフステージが変化したことで、カメラでも“今後”を意識する必要が出てきた。
当初はZ7IIの購入を考えていたのだが、Z6IIIのスペックを見ると、前モデルのZ6IIからのバージョンアップではなく、さらに上位機種のZ 8を小型化したモデルのように感じられた。
イメージセンサーについては、部分積層型であるため積層型のZ 8には劣る。しかし、画像処理エンジンはZ 8/Z 9と同じ「EXPEED 7」を搭載している。
特にEXPEED 7が搭載されることで、オートフォーカスが高速化されている。そしてコンティニュアスAFサーボ(AF-C)によるリアルタイム追従が利用できるため、動きが激しい子どもの写真を撮影するにも、もってこいというわけだ。
それでいて、有効画素数は入門機とほぼ同じの2450万画素だ。高画素機と比べて、撮影時に生成されるRAWデータの解像度が低くなることから、RAW現像にPCのスペックをそれほど求められず、アマチュアカメラマンにはありがたい。
製品レビュー時の写真撮影や作例の撮影だけでなく、今後増える家族の写真もしっかりと残せる良いカメラだと再認識できた。
Z6IIIは発売と同時に提供された「Nikon Imaging Cloud」と連携させることで、PCを介さずにファームウェアのアップデートや、撮影した写真データをNikon Imaging Cloud上に転送が可能だ。
Nikon Imaging Cloudは写真をアップロードしてから30日間は容量無制限で保管できる。さらにNikon Imaging CloudからAdobe LightroomやDropbox、Google フォト、OneDriveなどのクラウドサービスに画像を転送できるため、かなり便利だ。
Z6IIIは非常に良いカメラなのだが、入門機からミドルクラスのカメラを買っただけでは写真撮影の技能は向上しないので、Z6IIIにふさわしい撮影技術を磨くのが喫緊の課題だ。
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