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「Windows 11 2024 Update(バージョン24H2)」の既知の不具合まとめ【2025年1月14日現在】

ITmedia PC USER / 2025年1月14日 18時5分

3. 「関連設定」内にある「グラフィック」をクリックする

4. 「自動HDR」のスイッチを切る

・全アプリで無効化したい場合は「既定の設定」内にあるスイッチを切る

・特定アプリでのみ無効化したい場合は「アプリケーションのカスタム設定」内にある当該アプリのスイッチを切る

 なお、Microsoftでは本件に対する対応を進めている。

●「Dirac Audio」を採用する一部デバイスで音が出ない

 Dirac製のオーディオ最適化プログラム「Dirac Audio」を採用するWindows PCの一部について、本バージョンを適用すると内蔵スピーカーやBluetooth Audioデバイスから音声出力ができなくなることがある。この症状が発生している場合、これらのデバイスをサードパーティー製アプリから認識できなくなることも確認されている。

 Microsoftによると、この問題は「ある製造者(メーカー)の限定されたデバイスで発生」し、原因が「cridspapo.dll」というソフトウェアコンポーネントであることも判明しているという。ただ、この問題の拡大を抑止する観点から、Dirac Audioとcridspapo.dllが導入されているデバイスについては、2024年12月18日までにセーフガードホールドが設定された。インストールアシスタントやインストールメディアを使った手動バージョンアップも推奨されない。

 デバイスの製造メーカーがDirac Audioを含むデバイスドライバのアップデートを用意した場合、MicrosoftはWindows Updateを通して配信を行い、それに合わせてセーフガードホールドを解除する方針だ。

●解消された問題

 本バージョンで発生した問題のうち、以下のものは解決に至った。

中国の税務申告/政府使用アプリが問題を起こす

  中華人民共和国(中国)で使われている税務申告用アプリまたは政府提供アプリに付属するデバイスドライバがブルースクリーン(STOPエラー)を誘発する問題は、開発元がドライバの修正を行ったことで2024年12月12日までに解決した。

 本件を原因とするセーフガードホールドが適用されている場合は、解決済みのドライバ(またはそれを含むアプリの更新プログラム)を導入することで48時間以内に解除される。

「eSCL」を使うUSBスキャナを認識できない

 本バージョンでに「eSCL(eScanner Communication Language)プロトコル」を使うUSBスキャナ(複合機を含む)を接続すると、当該デバイスを認識できないことがある問題は、2024年12月10日付のセキュリティ更新プログラムによって解決した。

 本件を原因とするセーフガードホールドが適用されている場合は、更新プログラムを適用すると48時間以内に解消される。

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