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オープンイヤー型なのにオーバーイヤーヘッドフォン! ユニークな「nwm ONE」を試して分かったこと

ITmedia PC USER / 2025年1月21日 12時0分

 接続は、Bluetooth 5.3もしくはUSBによる有線接続に対応する。BluetoothはマルチペアリングとAuracastにも対応している。なお、対応コーデックはSBC/AAC/LC3となっている。

 オープンイヤーは低音が弱くなりがちだが、nwm ONEは非常に気持ちがいい低音を感じることができる。ツイーターとウーファーの2wayドライバを搭載しており、イメージとしてはヘッドフォンというよりも小型のスピーカーを耳の上に配置しているという印象だ。

 1人だけの部屋など静かな環境であれば、オープンイヤーの解放感も相まって快適に音楽を楽しめるのだが、通常のヘッドフォンとは違い耳を覆っていないので周囲の騒音がダイレクトに聞こえてくる。音量を上げれば話し声などはある程度気にならなくなるが、ANCのように低音ノイズを取り除けるわけではない。音楽をBGM的に楽しむ分には問題ないが、没頭したいという使い方には向かないだろう。余談だが、オープイヤーには、長時間の装着でも耳が蒸れないという特徴もある。夏場には特に助かるメリットだ。

 ちなみに、バッテリー駆動時間は音楽再生時で最長20時間、充電時間は約1.5時間となっている。また、5分の充電で約1時間の利用が可能だ。

 スマートフォン向けのコンパニオンアプリ「nwm Connect」では、イコライザーの設定を行える。「Balanced」「More Bass」「More treble」「Clear voice」「Dynamic」の他、ユーザー設定を5つ設定可能だ。

 対応OSはiOS 15.5以降、visionOS 1.0以降、Android 10以降となっている。

●音漏れ防止の「PSZ」技術とクリアな音声を届ける「Magic Focus Voice」技術を採用

 オープンイヤーでは、音漏れの問題も気になるところだろう。しかしながら、nwmシリーズは同社独自のPSZ(パーソナライズドサウンドゾーン)を搭載しており、音漏れに関しては全く気にする必要がないと言える。再生している音と逆位相の音を重ねることで耳の周囲にだけ音を閉じ込め、音漏れを打ち消すというもので、ANCを逆向きにしたようなイメージだ。その効果は絶大で、常識的な音量で聞いている限りでは、肩が触れ合う距離でも音漏れしない。

 これなら人混みでも安心して音楽を楽しめる、と言いたいところだが、そうなると周囲の音が邪魔で音楽が聞こえづらいということになる。

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