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コクヨが“大人向け”「しゅくだいやる気ペン」を開発 頑張りを可視化するIoT文具、Makuakeで先行販売へ

ITmedia PC USER / 2025年1月31日 12時20分

 アンケートでは、直近1年で資格取得に取り組んだという人は全体の約4分の1、資格取得を諦めた人は全体の約7割、書いて勉強するという人は全体の8割であった。しかし、勉強する上で課題に感じていることの最大のものはモチベーションの維持であり、3割以上がそのような回答をしている。

 「成長するようにと勧める言葉は多いが、そこへ至るまでの方法をアドバイスしてくれる言葉は少ない。“もうちょっとだけやろう”というマイクロモチベーションを得て、学習を習慣化するための助けにしてほしい」(中井氏)

●実機に触れてみた……毎日欠かさず使いたくなった!

 会場に設けられたタッチアンドトライスポットでは、大人のやる気ペンを使い、アプリの挙動を見ることができた。

 説明によれば、「通常は5分ほど動かさないとLEDのカラーは変わらないが、今回はデモのため数十倍速に設定しており、30秒ほどで変化が見られるようにしている」とのことだった。

 使うには、大人のやる気ペンを適当な筆記具に取り付けてから、本体のボタンを3秒間長押しする。すると、LEDランプが白色に点滅してオンになったことを知らせる。

 動かしていないと加速度センサーが反応せず、勉強したという記録も残らないので、思い付くまま用意されたノートに書き続けたところ、1分未満でピンクっぽいものへとLEDランプの色が変化した。やる気パワーがたままったようだ。

 そこで用意されたアプリを開き、大人のやる気ペンを接続し、画面が変わったところで大人のやる気ペンを振るとアバターにくっついている植物が成長し、リンゴのようなものを5つ実らせた。やる気パワーの量により、実る個数は異なるとのことだ。

 実ったリンゴの数だけスゴロクのコマを進められる。コマに配置されているポット族は誰かのアバターであり、「カードを見る」ボタンをタップすると、そのユーザーのプロフィールやなぜ勉強しているのかなどを見ることができる。

 出会ったアバターのカードを集めて、見返すことも可能だ。双方向でのやりとりはできないものの、コレクションとしても楽しめそうだと感じた。

 カレンダー機能では、勉強した日とそうでない日が一目瞭然である。担当者によれば、「有料の“金のポット”を販売予定」とのことだ。これは、パーフェクトを目指したものの、やんごとない事情によりしおれてしまった双葉をイキイキとさせるためのものだという。「子供向けでは、親から支持されなかった機能だが、大人向けではぜひ導入してほしいという声が多かった」という。

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