妊娠で不安定な妻を支えたい…どうしたらよい?

イクシル / 2019年7月15日 12時0分

写真

妊娠中は心身の状態が不安定になりがちです。相談者さんの妻は、吐き戻してしまったり、泣き出してしまったりと不安定な状態が続いているようです。どう支えたらよいのかと悩むダンナさんですが、専門家からはどのような意見が寄せられたでしょうか。

30代男性からの相談:「妊娠中の妻が不安定…どうしたらよい?」 『妊娠中の妻が仕事は立ち仕事で悪阻も重かったため退職しました。それからは、簡単な家事を中心におこなってもらい体を労わっていますが、外に出られないストレスに体が思うように動かず吐き戻してしまう、急に泣き出すなど不安定など状態です。このような状態は当たり前のことなのかどうかを教えて欲しいです。現在は2人暮らしで私は仕事のため家にいる時間がほとんどありません。夫として何をしてあげられるのか教えていただきたいです。(30代・男性)』

ホルモンバランスの影響で妊娠中は体調の変化が大きい

妊娠中は、女性ホルモンの変化で身体だけでなく精神的にも負担があります。不安やストレスを感じやすい状態はよくあることのようです。

『妊娠中の女性の身体の中では女性ホルモンの劇的な変化が起こっています。女性は生理前になると不定愁訴やマイナートラブル、感情の起伏などの症状が起こりますが、妊娠中は生理時とは比較になりません。また、妊娠を喜んでいても、突然大波のような不安や恐怖感が襲ってくることもあります。それは、体型への不安・分娩に対する不安・育児に関する不安・これからのキャリアへの不安など様々です。また、何が不安なのかを説明できないこともあり、理由なく突然感情のコントロールが出来なくなるのです。それが妊娠中の女性です。(看護師)』

『妊娠によって生活が一変し、体調が優れない中でできない事も増え、不安やストレスを感じやすくなっていらっしゃるようですね。妊娠中はホルモンのバランスが大きく変化することもあり、自分ではどうしようもなく気分が落ち込んだり、イライラしてしまったりするものです。あまり影響がなく、いつも通りの精神状態で過ごす人もいますので「当たり前のこと」とは言いにくいですが、「よくあること」だと思います。(助産師・保健師)』

妊娠中のサポートは心の支えが重要

不安定な状態の時は、安心感を与えるようなサポートが重要です。側で労ってくれるダンナさんの心の支えが必要になります。また、妊娠うつの発症には注意が必要です。

『奥さんが不安定な状態のときには、そばで見守ってあげることが最も大切です。何を言っても言い返されたり、悪態をつかれたりすることがあるかもしれません。しかし、それは一時的なものであって、奥さん自身がそのように変わってしまっているわけではありませんので心配しないでください。これからお腹が大きくなり、身体的にもますます大変になります。その際には普段出来ていたことができなくなること、大変になることを理解し、出来る限りの家事を手伝ってあげてください。料理や家事をする時間をお腹の赤ちゃんとのコミュニケーションや休息に使えるようにサポートしてあげてくださいね。(看護師)』

『奥様が家事が思うようにできなくても、「家事はできなくても、ちゃんとお腹で子育てしてくれてありがとう」と労ってください。体調がいい時は一緒に散歩して、たわいのない会話をしてください。急に泣き出したら、そっと抱きしめてください。家事はできる範囲で協力してあげてください。日中は仕事の合間をみてこまめに連絡をとり、職場にも奥さんが妊娠中であることを伝えましょう。何よりも、ダンナさんが側にいてくれるという心の支えが必要かと思います。こうやって奥様のために相談される優しい方ですから、奥様も分かっていると思います。ダンナさんも一緒に子育てをしている気持ちで接してください。(看護師)』

『ダンナさんにできることは「何かしてしてあげたい」と思っていることを伝えてあげることだと思います。そして奥様が何をしてほしいか、どうしたいかをよく聞いてあげてください。不安な事や悩み事、いろんなネガティブな気持ちも聞いてあげてください。両親学級などに一緒に行ってみるものいいかもしれませんね。また、妊娠うつというものがありますので、食事や睡眠の状況なども気にかけてみてください。つわりであまり食べられないかもしれませんが、食べられるものも食べていない時、夜眠れていない日が続くようでしたら、妊婦健診に同行して症状を主治医に伝えてください。(助産師・保健師)』

妊娠中は、ホルモンバランスの影響で身体だけでなく精神的にも負担がありますので、ダンナさんが側で支えてあげることが重要となります。妊娠うつになる場合もあるため、食べ物を口にしない日が続く、夜眠れていない日が続くようでしたら、主治医に伝えましょう。

監修者:南部 洋子(なんぶ・ようこ)
助産師・看護師・タッチケアトレーナー。株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での勤務を経て、とらうべ 社設立。医療職が企業人として女性の一生に寄り添うことを旨とし、30年にわたって各種サービスを展開中。 マタニティブルーでつらい時、PMSの薬は効きますか?

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング