つわりと同時に動悸・息切れでつらい…治まってくるの?

イクシル / 2019年8月2日 12時0分

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妊娠13週目のプレママから、体調についての相談です。つわりで食べられないうえ、動悸・息切れがひどく、毎日横になって過ごしているということです。16週目くらいから症状が治まってくるのかどうかという質問に対し、専門家の答えを見てみましょう。

妊娠13週のプレママからの相談:「動悸・息切れ、つわりについて」 『現在妊娠13週目です。6週頃からつわりが始まったのですが、吐き気以外に動悸・息切れがひどいです。ただ座っているだけなのに急に胸がドキドキして、息苦しく感じます。呼吸をしてもあまり吸えていないような感覚があります。また、少し動いたり階段を登ったりするだけで息切れをしてしまって辛いです。夜も眠れない日もあります。そのような状況からほぼ横になって過ごしているという毎日です。つわりで吐いてしまうため、きちんとした栄養も取れていませんし、横になって過ごす毎日にとても不安を感じています。妊娠16週頃には動悸・息切れ、つわりはおさまってくるのでしょうか。(30代・女性)』

多くはホルモンバランスによる一過性のもの

妊娠初期のつわりや動悸・息切れは、ホルモンバランスの変化により引き起こされるもので、多くは一過性のものであるようです。

『つわりの中には、症状が長く続き、重症化して妊娠悪阻と診断され、治療が必要になることもあります。しかし、多くは妊娠5、6週頃から出現し、16週頃までに落ちつく一過性のものです。(保育園看護師)』

『つわりの時の栄養摂取は、食べられる物を食べられるときに食べることが基本になります。十分な食事がとれないと、胎児の成長に影響がないかなどが心配になってしまうかもしれません。しかし、このころの胎児はまだ小さく、母体に蓄積された栄養で成長できるのです。(保育園看護師)』

『妊娠初期に起こる動悸や息切れはホルモンバランスの変化によって生じているものです。プロゲステロンという女性ホルモンが増加することで、呼吸中枢が刺激されているのだと思います。妊娠中期と言われる妊娠16週あたりは、胎盤の機能が完成し、体調が安定してくることが多く「安定期」と言われたりします。この頃にはホルモンバランスの変化による動悸や息切れも軽快していくのではないかと思われます。(助産師・保健師)』

個人差があり症状がなくなるとは限らない

16週目を迎えたからといって、動悸・息切れがなくなるとは限らないことも指摘されています。無理せず休息をとることを第一に生活することが勧められています。

『妊娠中期になったからと言って、それまでの症状がすべてなくなるとは限りません。妊娠週数が進むにつれて、体内を循環する血液量は増加していくのですが、妊娠中の血液は赤血球数に比べて血漿量の方がはるかに多く、いわゆる「薄い血液」となります。そのため、妊娠中期以降の妊婦さんは貧血になりやすく、今度はそれに伴う動悸や息切れが起こりやすくなります。(助産師・保健師)』

『子宮が大きくなった妊娠後期では、横隔膜が上に押し上げられるようになりますので、呼吸がしづらくなることもあります。つわりも徐々に軽快していく方がほとんどですが、なかには妊娠後期に入っても継続する方もいらっしゃいます。(助産師・保健師)』

『症状がある時は、無理せず休息をとるようにしましょう。また、眠れないときは、少しでも楽に感じる姿勢を探してみましょう。シムス位という姿勢だと症状が楽になる妊婦さんが多いとされています。(保育園看護師)』

『妊娠中の体はとてもデリケートで、その時々の体調や精神面も大きく影響してきます。今は無理せず、休息を取ることを第一に生活してください。休息しても症状が悪化している場合や日常生活を送るのが困難な場合は主治医に相談してみてくださいね。(助産師・保健師)』

妊娠初期の動悸・息切れは、ホルモンバランスの変化によるもので、一過性のものであることが多いようです。とはいえ妊娠中期になったからといって症状がなくなるとは限らず、個人差があるということです。無理をせず、休息をとることを第一に生活し、どうしてもつらい場合は医師に相談することが勧められています。

参考URL:
こそだてハック「妊婦は動悸・息切れしやすいの?妊娠初期はホルモンが原因?」

監修者:座波 朝香(ざは・あさか)
助産師・保健師・看護師・タッチケアトレーナー。病院産婦人科での勤務を経て、株式会社 とらうべ 社員。妊娠・育児相談、産後ケアや赤ちゃんタッチをはじめ妊娠・育児講座などに定評があり、精力的に活動中。

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