妊娠してから頭痛がひどい…改善策は?

イクシル / 2019年7月9日 12時0分

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妊娠中は、いつもと違う体の症状やトラブルが起こることがあります。今回の相談者さんは妊娠してから頻繁に頭痛があり困っているといいます。マザーズバッグを背負って出かけると必ず頭痛が起きてしまい、ひどい時は1日動けなくなってしまうようですが、何か改善策はあるのでしょうか。専門家に相談してみました。

30代、女性からの相談:「妊娠後の頭痛がひどい」 『妊娠するまでは頭痛に悩んだりすることのない体質でした。しかしながら、妊娠してから頻繁に頭痛がして困っています。特に不便に感じているのが、マザーズバッグを背負ってお出かけをすると100%の確率で頭痛が起きてしまいます。しかも、お出かけしだしてものの30分もすれば頭痛が起こってくるので、お出かけを楽しむことができません。上の子もいてまだ2歳にもならないので頭痛の症状はかなり厄介です。ひどいときは1日動けなくなってしまうのでなんとか改善したいです。(30代・女性)』

妊娠中や産後は偏頭痛や緊張性頭痛が起こりやすい

妊娠中や産後は、偏頭痛や緊張性頭痛などが起こりやすい状態のようです。肩こりなどによっても頭痛が起こる場合があります。

『妊娠中や産後に起こりやすい頭痛に片頭痛と緊張型頭痛があります。片頭痛は脳の血管が拡張して起こりますから、保冷剤などで痛みのある部分を冷やすとよく、緊張型頭痛は血管が収縮して起こりますから、蒸しタオルなどで温めると改善されます。マザーズバッグを背負うと頭痛が起きるのでしたら、緊張型頭痛かと思いますが、対処法を間違えると逆効果になりますから、ちゃんと診断してもらった方がいいと思います。(看護師)』

『頭痛は、妊娠中のどの時期においても起こりやすい症状の一つです。頭痛の原因としては、肩や首の筋肉の緊張によって血流が悪くなり、疲労物質が筋肉に溜まることで神経を刺激して痛みを起こす「緊張型頭痛」が多いとされています。筋肉の緊張は、妊娠による姿勢の変化や、心配や不安による精神的ストレスによって起こりやすくなります。マッサージや肩の温湿布、入浴によるリラックスなどが有効です。緊張型頭痛の他に、頭部の血管が広がり、炎症を起こすことで生じる「片頭痛」もみられます。ストレスや睡眠不足、チーズやチョコレートの摂取も片頭痛を誘発すると言われています。(看護師)』

頭痛がひどい場合は受診しよう

頭痛が起きたり、疲れたりした時は、横になって休むことが大切です。しかし、頭痛がひどい場合は我慢せずに病院を受診しましょう。

『睡眠不足やストレスをためないようにし、頭痛が起きたり、疲れた時は横になって休んでください。妊娠中でも授乳中でも服用できる薬がありますから、我慢せず薬に頼ってもいいと思います。市販薬では推奨されていないものもありますから処方してもらうのがいいでしょう。(看護師)』

『片頭痛には内服による治療が有効ですが、痛み止めの薬は妊娠中には服用できないものもありますので、内服薬は医師に処方してもらいましょう。また、妊娠中に起こる頭痛の中には、妊娠高血圧症候群の徴候や子癇発作の前兆など、注意が必要なものもあります。妊婦健診の際などに、一度医師に相談してみるといいでしょう。 (看護師)』

妊娠中や産後は、頭痛が起こりやすい状態のようです。ゆっくりと休むことが大切ですが、痛みがひどい時は我慢せずに病院を受診しましょう。

参考文献:
我部山キヨ子 武谷雄二編集「助産学講座6助産診断・技術学Ⅱ」医学書院 2014年2月

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