子どもに起こりやすい腹痛とは?主な原因と対処法について

イクシル / 2019年4月13日 12時0分

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子どもは内臓の機能が未熟なため、腹痛が起こりやすいのです。また大人と違って、子どもは症状を言葉で上手に説明することができません。子どものお腹が痛いとき、治療に緊急を要する病気を引き起こしていないか心配ですね。今回は子どもの腹痛の主な原因を取り上げ、その症状と対処法について解説いたします。

子どもの腹痛の特徴

腹痛の訴えは、年齢によってさまざまです。言葉のまだでない赤ちゃんは泣くことでしか訴えることができません。また、小さな子どもの場合は「お腹が痛い」と訴えていても、他のところが痛い場合や、つまらない、寂しいなどの感情を「お腹が痛い」と表現していることもあります。小学校中高年になると、ストレスが腹痛として現れることもあります。

なかにはお腹が痛いのに言葉で訴えることができず、お腹をくの字に曲げて膝を抱えている場合や、座り込んだり大人の側から離れないこともあります。腹痛のサインを見逃さないようにすることも大切です。

子どもに多い腹痛とは

子どもの腹痛の原因はさまざまなのですが、急な腹痛で最も多い原因は、子どもの場合「便秘」「腸のガスだまり」が考えられます。そのほかには「急性胃腸炎」「風邪」「心因性」「周期性嘔吐症」による腹痛も多くなっています。
治療を急ぐ病気には、乳児の「腸重積」や2歳以上の子どもに起こる「虫垂炎」があります。また子どもは、アレルギー性紫斑病から腎炎を、おたふくかぜから急性膵炎を起こす、といったようにほかの病気の合併症が原因で腹痛を起こすこともあり、腹痛のほか全身に他の症状を伴っていないかよく確認する必要もあります。

子どもの腹痛の原因

(1)子どもの便秘・ガスだまり

子どもの便秘は、無理にトイレトレーニングを進めることや、遊んでいて排便のタイミングを失うこと、オムツにかぶれによる肛門部の痛みや肛門周囲の溶連菌感染症、水分や食物繊維の摂取不足などが原因となって起こります。

便通の頻度は子どもによって異なりますが、2日以上排便が起こらなければ便は硬くなって出にくくなります。一般的には、排便が週に3回未満の場合を便秘と言います。しかし、毎日出ていてもちょっとずつ肛門から便が漏れ出ていたり、コロコロの便で便を出すときに力まなければいけなかったり痛みがある場合は便秘といえます。

便秘になると便がスムーズに出なくなるので、排便時に肛門が傷ついたり、痛みを伴うことがあります。排便することが苦痛となり、さらに便が直腸に溜まったままになると直腸が伸びて便が溜まりやすくなります。直腸に便が下りた刺激で便意が起こりますが、便が溜まっていることに慣れてしまうと便意を生じにくくなります。こうした悪循環が便秘の症状を悪化させ、便秘が慢性化していきます。便秘は、慢性化してしまう前になるべく早くに適切な対処を行うことが大切です。

便秘の治療は、便を軟らかくしたり腸に刺激を与えて排便を促す薬などの服用や、直腸を刺激して水分を加えて便を出しやすくする浣腸、坐剤が用いられます。まずは、腸の中に溜まっている便を 内服薬や浣腸などで出してから、治療を開始します。薬で出ない場合は指で掻き出して、便を取り除くこともあります。(摘便)

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