大好きなお寿司を妊娠中に食べてはいけないのはなぜ?

イクシル / 2014年10月7日 8時0分

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妊娠中は自分も周囲も食事の内容にピリピリしがちなもの。特に好物を「食べないほうがよい」と言われると理由を知りたくなるものです。医療・ヘルスケアの専門家に悩みを相談できる「なるカラ」にも、食べものに関する悩みをもつ妊婦さんから相談が寄せられていました。妊婦さんの悩みに、看護師さんや管理栄養士さんはなんと答えているのでしょう?

妊婦さんからの相談:「妊娠中は生ものを食べない方がよいというのはなぜですか?また生まれてくる子供がアレルギーになりやすい食べ物はあるのですか?」

お寿司が大好きなのに、どうして妊婦は生魚などを食べてはいけないのでしょうか。また、食べものによっては生まれてくる赤ちゃんがアトピーになりやすくなるというのは本当か、など食べものについて悩む妊婦さんからの相談です。

『妊娠中はお刺身やお寿司、たらこなどの魚卵も食べてはいけないと言われました。これは生ものを食べてはいけないということなのでしょうか?そうなのであれば、なぜ妊婦は生魚、魚卵を食べてはいけないのでしょうか?義理の母は「魚卵を食べると子どもがアトピーになる」ため「妊婦は絶対に食べてはいけないものだ!」と言いますが、妊娠中に食べるものによって子供がアトピーになったり何かのアレルギーになるということはあるのでしょうか?(30代女性)』

生ものがいけないのは胎児に影響のある水銀や食中毒を避けるため

魚介類を食べない方がよいと言われているのには、魚に含まれる水銀や、食中毒のリスクを減らすためという、ちゃんとした理由があるようです。

『妊娠中に魚介類の摂取を控えないといけない一番の理由は、水銀が胎児に与える影響です。厚生労働省も水銀の過剰摂取による胎児の発育の問題について指摘しています。ただこれはあくまでも「過剰摂取」した場合のことです。(看護師)』

『水銀は体内に摂取されてからなかなか排出されず、排出するのに約2カ月かかるとされています。水銀が胎児に取り込まれた場合の影響ですが、目安量より多く摂取した場合、生まれてから音を聞いた時の反応が1/1000秒レベルで遅れる可能性があるとされています。そのため水銀が少ない魚介類を選んで摂取することをおすすめします。サケ、ツナ缶、サバ、アジ、メジマグロ、ブリ、カツオなどは特に注意する必要はないと言われています。(看護師)』

『魚介類はまったく食べてはいけないわけではなく、「まぐろのお刺身だと週に2切れ程度にしましょう」などの目安量があります。(管理栄養士)』

『妊婦に生ものを控えるように言われる理由は、食中毒感染のリスクを減らすためでもあります。(管理栄養士)』

○○を食べたから子供がアトピーに…という確固たる説はない

相談者の方の義理のお母さんが言うように、魚卵を食べると子供がアトピーになる、といったことはあるのでしょうか。管理栄養士さんは「妊娠中の食べものと子供のアトピー等の有無は関連がないとされている」と教えてくれました。

『妊娠中に食べるものによって、子供がアトピーやアレルギーになるということはないと言われています。(管理栄養士)』

妊婦は○○を食べてはいけない…といった情報が巷にたくさんあふれていますが、なかには間違った説もあることがわかりました。魚介類は水銀摂取に気をつけつつも、バランスのとれた食事を楽しみたいですね。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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