子供が発熱。冷えピタシートの効果の程は!?

イクシル / 2014年11月3日 18時0分

写真

お子さんが熱を出し、おでこに冷えピタシートを貼って小児科を受診したらと、医師から「冷えピタは効果がない」と言われたそうです。解熱作用があると思って使用していましたが、看護師さんたちはどのように説明しているのでしょうか。

冷えピタシートについての相談:「おでこに冷えピタシートを貼っても、熱は下がらないの?」

『3才の娘が熱を出した時、冷えピタシートを貼って小児科を受診したところ「そういうシートは冷えて気持ちがよいかもしれないが、解熱の効果はない」と先生に言われました。おでこに貼ると熱を下げてくれるイメージがあり、熱がでたら冷えピタを貼るというのがうちの定番なのですが……。おでこを冷やしても、解熱効果はないのでしょうか。(20代・女性)』

おでこを冷やしても、直接の解熱効果はありません

発熱時におでこを冷やすと、ヒヤッとして気持ちよく感じるため、冷えピタシートなどを利用する人は少なくないようです。しかし、おでこを冷やすことと熱を下げることは全く関係がないと、看護師さんたちは言っています。

『医師の言うように、おでこを冷やしても解熱の効果はありません。熱がでた時は、ワキの下や鼠径部(お腹側の足の付け根、ビキニラインの辺り)にある大きな動脈を保冷剤などで冷やすと効果的です。完全に熱が上がって身体がほてっている時に冷やし、悪寒(寒気)があるときは冷やしません。 (産科看護師)』

『冷えピタでは熱は下がりません。東京女子医科大学の研究結果では、おでこに冷えピタを貼って解熱効果が見られた例はなんと0%です。しかしメンソール配合のため、リラックス効果は53%の方に見られました。(看護師)』

『冷えピタに解熱効果はなく、皮膚の弱いお子さんはかぶれてしまうこともあるので、あえてお勧めはしません。月齢の小さなお子さんで、冷えピタがずれて口を塞いでしまい死亡した例があったそうで、小児科医の中には、おでこに貼らないようにと説明される先生もいます。(小児科看護師)』

解熱の際は冷やし方に注意をし、水分補給も忘れずに

動脈を冷やして熱を下げる際は、冷やし方に注意が必要なようです。また解熱時は多くの汗をかくので、こまめな水分補給も忘れないようにしましょう。

『保冷剤は直接皮膚に触れないようにタオルで包み、凍傷を避けるため、長時間同じ部分を冷やすことは避けてください。急激な解熱は多くの汗をかき、脱水になったり腎臓に負担をかけるので、体中の動脈を冷やすのではなく、鼠径部もしくは脇の下だけとかにして、脱水にならないよう水分補給を心がけてください。(産科看護師)』

『私の場合おでこではなく、首の後ろや脇の下や足の付け根など、発熱時に冷やすと効果的な場所に冷えピタを貼りますが、すぐに冷却効果がなくなってしまうので両脇をアイスノンで冷やす方がよいでしょう。(小児科看護師)』

『高熱の場合は、脇の下と足の付け根も冷やすとよいですが、身体を冷やすのは熱が上がりきってからで、手足の先などが冷たい場合は逆に温めてあげてください。あとは、水分を多くとるように心がけましょう。(小児科看護師)』

冷えピタシートに直接の解熱作用はないとのことですが、本人が気持ちよく過ごせるなら、親の監視の元で安全に注意しながら貼るのもよいかもしれません。悪寒がなく熱が高い時は、脇の下や鼠径部などに、タオルでくるんだ保冷剤などをあててあげるとよいようです。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

イクシル

トピックスRSS

ランキング