生理時の不調で、医療機関にかかるべき目安を教えて

イクシル / 2014年11月14日 15時0分

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生理になると生理痛を抑えるための鎮痛剤が欠かせず、おなかの調子も悪くなってしまいます。医療機関にかかるべきか悩む女性に、看護師さんたちはどのように答えているのでしょうか。

30代女性からの生理に関する質問:「毎回生理になると、生理痛など体調不良に悩まされます。どのくらい痛みがあったら医療機関を受診すべきか教えてください」

『生理は毎月だいたい決まった時期にはじまりますが、頭痛や腰痛などの生理痛のほかに、下痢や便秘になるなどおなかに不調が出ることが多いです。生理痛は、市販の薬を飲めば違和感はあるけど痛みは治まる程度で、おそらく飲まなければ会社を休んでしまうと思います。こういうことは普通なのでしょうか?生理痛が原因で医療機関にかかっている方の痛みはどの程度なのでしょうか?痛みには個人差があり主観的なので難しい質問かもしれませんが「どのくらいの痛みだと医療機関にかかった方がよい」のか、教えていただけないでしょうか?(30代、女性)』

生理の前後の体調不良はホルモンが原因で起こります。

生理前後の便秘や下痢、イライラなどPMS症候群と呼ばれる不調は、ホルモン分泌が原因で起こると教えてくれました。

『生理直前から前半までプロスタグランジンという子宮の収縮を促し、経血を体外に出す働きホルモンが急激に増えます。この子宮の収縮が生理痛なのですが、子宮と腸は隣り合った臓器なので腸もプロスタグランジンに影響を受け動きを活発になるため下痢になってしまいます。生理の前に分泌されるプロゲステロンというホルモンは体内に水分を溜め込む働きをしていて、腸からも水分を奪ってしまうため、便秘になることが多いです。(産科・婦人科看護師)』

『PMS症候群と言われる生理前の心身の不調は、下痢、便秘のほか、むくみ、イライラ、眠気などさまざまです。ちなみに、腰痛がでるのは子宮やむくんだ内臓に圧迫されて腰部で血流が悪くなっていることが多いため、さすったり温めると改善します。(看護師)』

生理痛が気になるのであれば、受診してみることをおすすめします。

一般的には、日常生活に影響が出るほど痛む場合は受診が勧められますが、痛みが我慢できている場合でも女性器の疾患が隠れている可能性もあるため、気になる場合は受診してみるようアドバイスがありました。

『生理痛のため痛み止めが必要、寝込むことがある、痛みが徐々にひどくなっている、痛み止めがあまり効かない、生理痛以外に出血が多いなど気になることがある。このような項目に当てはまることがあれば受診を考えてみてはいかかでしょう。(産科・婦人科看護師)』

『生理痛が気になるのであれば、無理せず一度受診をおすすめします。子宮頸がん検診は受けられていますか?30代ということなので、チェックアップも兼ねて婦人科を受診しても良いでしょう。(看護師)』

『子宮内膜症や子宮筋腫などがあると、出血や生理の痛みが強くなります。 一般的には、日常生活に影響があるほどの痛みがある場合は、受診が勧められます。強すぎる痛みがある場合、女性器の病気が隠れている恐れがありますが、痛みを我慢していると病気を見逃してしまうことがあるためです。(看護師)』

生理に伴う体調不良はホルモンの影響で起こるようです。生理痛が病気のサインの場合もあるので、心配な点があれば婦人科での診察もご検討ください。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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