妊婦のパパは風疹ワクチンを接種していなくて大丈夫?

イクシル / 2014年11月21日 15時0分

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家族の中でパパだけが風疹の抗体がないようですが、このまま出産しても大丈夫でしょうか。家族間の風疹感染について悩むママに看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「夫に風疹の抗体があるのか不明で心配です」

『現在3人目の子供を妊娠中です。わたしの夫は1981年生まれで風疹の予防接種を受けていないようです。2人の子供はワクチンを接種しており、わたしも妊婦検査の一環で調べた結果問題ないことがわかりましたが、夫に風疹抗体があるのかどうか心配です。夫のも風疹抗体を調べたほうがよいでしょうか?(30代女性)』

風疹に特に注意すべき世代があり、該当している場合は医療機関で調べてもらったほうが安心です。

風疹はいまだ減少傾向になく、風疹の集団接種がなかった時期もあるので、これから出産を予定されている場合は注意が必要だと看護師さんは言っています。

『風疹の患者は減る傾向にはありません。最近も都心を中心に過去最大級の患者数が報告されており、男性患者は8割、そのほとんどが成人男性と報告されています。抗体を持っているのであれば感染の可能性は低いです。しかし、時間の経過で抗体は減少していきますので、定期的に検査はしたほうがよいでしょう。(産科・婦人科看護師)』

『昭和54年(1979年)4月から昭和62年(1987年)10月までに生まれた人は要注意です。この期間は学校での風疹ワクチンの集団接種はなく、個人で医療機関に行き予防接種するという形でした。統計的にも風疹の予防接種率が低い世代です。出産後に子供がワクチンを接種するまでにパパが風疹にかかってしまった時のことを考えると、抗体検査を受け、必要であれば予防接種を受けることをおすすめします。(看護師)』

成人男性が風疹にかかると子供より重くなりやすいので注意が必要です。

実は子供よりも成人男性のほうが発疹の期間が長く、重い合併症を引き起こす可能性があることを看護師さんが教えてくれました。

『男性にも風疹のワクチンをするようになったのは1995年からですので、パパは抗体を持っていない可能性があります。成人の男性が風疹にかかると、子供より発熱や発疹の期間が長く、脳炎や髄膜炎、血小板の減少による血小板減少性紫斑病など、重篤な合併症をおこす可能性もあります。(産科・婦人科看護師)』

『抗体を持っていないのであれば、ワクチンの接種をおすすめします。残念ながら、保険が適応されないので、4,000円~複合ワクチンであれば10,000円ほど費用がかかりかす。しかし、地域によっては市町村が費用の一部や全額を負担してくれるところもあり、会社の従業員であれば、会社が負担してくれるところもあるようです。保健所などに相談してみるとよいでしょう。(産科・婦人科看護師)』

感染症は家族みんなで防ぐ必要があることがわかりました。これを機会に、パパにも医療機関に足を運んでもらうと安心ですね。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

イクシル

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