出産時、痔を防ぐ4つのポイント!

イクシル / 2015年1月1日 15時0分

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妊娠時に便秘が元で痔になってしまうことは珍しくありません。今回の相談者さんは持病の痔が改善されつつあるものの、出産の際に再発してしまうのではと心配しています。それに対する看護師さん達のアドバイスはどうでしょうか。

25歳女性からの質問:「痔を再発させぬよう気をつけることは?」

『10代の頃から約10年間痔を患っていましたが、最近病院から処方された坐薬を使用することでかなり改善できました。しかし、今でも生理中に肛門が痛むことがあるため、何かの拍子に、特に出産をすることでまた痔が再発して悪化するのではと心配しています。未然に痔の再発を防ぐ方法はありますか。出産時に脱肛する危険性を知ることができればその方法、または脱肛の予防法もあれば知りたいです。(25歳・女性)』

食生活を見直し、日頃からできる運動を心がける

痔を再発させない為には、極力便秘をしないように、まずは食生活から気をつけましょう。また、日常生活の中でできる簡単な運動でもだいぶ改善されてきます。安心して出産に臨む為にも、医師や助産師さんには事前に相談しておくことをお勧めします。

『痔を悪化させず、排便時の怒責を避けるためには便秘をしないようにしましょう。水分を多めにとり、繊維質を含む野菜や果物、海藻類や乳製品を中心にバランスのとれた食事を心がけてください。辛いものや刺激の強いもの、高脂肪のものは痔を悪化させます。血行をよくするために下半身を冷やさないように、足やお腹まわりは暖かくしてください。(産科・婦人科看護師)』

『外にいぼ痔がでている場合は、湯船につかった際に手で押し込んでください。その後、肛門をきゅっと締めます。肛門を締める運動は普段の生活の中でも数回行いましょう。お産の時は力まなければならず、当然脱肛する可能性は高いです。事前に助産師や主治医に話しておくと対策をとってくれるでしょう。(血液・腫瘍科看護師)』

妊娠中に痔が悪化する理由と気をつけるポイント4点

なぜ妊娠中に便秘になりやすく、痔を誘発してしまうのでしょう?そして普段からどんなことに気をつければいいのでしょうか。

『妊娠すると痔が悪化する理由は、赤ちゃんが大きくなってくると腸を圧迫して便秘がちになるためです。また赤ちゃんが骨盤を圧迫するので、肛門周囲もうっ血(血が心臓に戻らず停滞する)しやすくなります。(整形外科・形成外科看護師)』

『妊娠前から気をつける4つのポイント
 1.長時間同じ姿勢を保持しない
 お尻の血行が悪くなり痔を悪くします。血行を良くして痔の悪化を防ぐ為には、お風呂や下半身浴がお勧めです。 

 2.辛いものやアルコールは控えめに
 どちらも痔を悪化させるため、できるだけとらないように。痔の大敵、便秘や下痢を避ける為にも、普段の食生活を見直してください。

 3.排便習慣をつける
 決まった時間にトイレに行き、排便習慣をつけるようにしましょう。しかし便意がないのにいきむのは厳禁です。トイレに座るだけで構いません。
 
 4.ストレスや緊張を緩和する
 ストレスや緊張も便秘を招きます。運動や趣味などでストレスを発散し、リラックスできる環境を作りましょう。(一般内科看護師)』

妊娠時の便秘や痔を避けるためには、食物繊維をしっかりとり、簡単でも日常的に身体を動かしておくことが大切。それでも改善されない場合は妊婦用の下剤を使用するのも手です。出産前に医師ともよく話し合っておきましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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