氷が食べたいけど身体を冷やしてしまいそうで心配です…

イクシル / 2015年1月9日 12時0分

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妊娠中に無性に氷が食べたくなってしまうという症状があります。氷ばかりをついたくさん食べてしまうという相談者さんは、身体を冷やしてしまうことを心配しています。看護師さん達はどんなアドバイスをしているのでしょうか。

20代妊婦さんの相談:「氷が止められず、身体を冷やさないか不安」

『妊娠24週です。妊娠中期になってから、やたらと氷が食べたくて、ずっと食べています。アイスはなぜかダメで氷ばかり食べてしまいます。しかし氷ばかり食べていると、身体が冷えてお腹も冷えてしまうのではないかと不安になります。お腹が張ったり出血したりすることはなく、胎動もいつも通りです。検診でも赤ちゃんは元気で順調に育っていると言われていますが、妊娠中に身体を冷やすのはよくないでしょうか 。(20代・女性)』

鉄分不足による氷食症の可能性

お腹の赤ちゃんが鉄分を必要としている為に、妊娠中の母体は貧血及び鉄分不足になりがちです。鉄分が足りなくなると、赤血球によって運ばれる酸素が不足し、口内の温度が上がってしまうという現象が起きるようです。

『食べる量にもよりますが、やはり身体が冷えて水分も摂ってしまうので、よいとは言えません。妊娠中に氷が食べたくなる原因として、鉄欠乏症貧血が考えられます。血液中の赤血球が減少することで体温調整がうまくいかず、口の中の体温が上がるために氷を食べたくなります。妊婦さんに多い、氷食症と思われます。(産科・婦人科看護師)』

『鉄分は身体に吸収されにくので、ひじきやレバー、ほうれん草、大豆などと一緒に、ビタミンCを含む緑黄色野菜や果物をとるようにしましょう。今後赤ちゃんが大きくなるにつれてお母さんの栄養も不足しがちなので、バランスのとれた食事を心がけてください。貧血が改善されれば、氷を食べたい思いも減少すると思います。(消化器科看護師)』

貧血がある場合の対処法など

まず病院で主治医に相談し、貧血がないかどうか検査してみるとよいようです。以下に貧血がなかった場合の注意事項、そしてあった場合の対処法が回答されていますので、お試しください。

『■貧血がない場合
一般的に身体を冷やすと流産や早産の危険性を高めると言われていますが、これは寒さにより子宮内の血流が悪くなり、赤ちゃんへの栄養が届きにくくなるために起こるのではないかと考えられます。過度に氷を食べなければ問題はないと思います。ただし妊娠後期はむくみやすくなりますので、やはり適量ということが大切になります。 』

『■貧血がある場合
鉄剤を主治医から処方されると思います。その他にも十分な睡眠をとる、鉄分の多い食品を積極的に摂る(ほうれん草やレバーなど)、赤血球の元になる葉酸を含む牛乳や卵を積極的に食事に取り入れる、鉄分の吸収を助けるビタミンCを摂るよう心掛けることなどでも貧血が改善されます。(一般内科看護師)』

妊娠中に不足しがちな鉄分や葉酸類を意識して摂ることが、氷を食べすぎず、身体を冷やさないようにする秘訣なのかもしれませんね。まずは貧血を改善できるように心がけていきましょう。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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