妊娠中に夫がノロウイルスに感染したら、別居すべき?

イクシル / 2019年6月10日 12時0分

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ノロウイルスは感染力が強い事で知られています。もし自分の妊娠中に家族が感染してしまったら!? 妊婦さんからの相談に看護師さん達の答えは?

妊婦さんからの相談:「夫がノロウイルスに感染。別居した方がよい?」 『妊娠中に夫がノロウイルスにかかったという友人から、感染を避けるために自分は実家に帰り、しばらくの間、別居したという話を聞きました。妊娠中はそこまでしてノロウイルスの感染に気をつけた方が良いのでしょうか?部屋を分ける、食器やタオルの共有はしないというのは気をつけるとしても、別居はやりすぎではないかと思ったのですが。今、私が妊娠中で、もし夫が感染したらどうすべきかと悩んでいます。(20代、女性)』

感染しても胎児に影響はないですが、流産、早産のリスクも

ノロウイルスに感染してもお腹の赤ちゃんに影響はないと考えられますが、様々なリスクがあるので予防が大事です。

『妊婦さんがノロウイルスに感染しても、直接、胎児には影響はありませんが、妊娠初期であれば、下痢による腸の動きで流産しやすくなったり、下痢や嘔吐のため脱水になりやすいので、感染しない方がよいのに変わりはありません。(産婦人科看護師)』

『ノロウィルスに感染して激しい下痢を繰り返すことが、早産に繋がる事も考えられます。(消化器科看護師)』

別居も一つの方法ですが、正しい対応で感染は予防できます

感染を避けるために別居も一つの方法ですが、正しい対応で感染は予防できます。感染経路と正しい対応法を理解し、旦那さんにも覚えてもらいましょう。

『ノロウイルスは経口感染です。感染経路は以下の3つです。
・ウイルスに汚染された生物や十分に火を通していないものを食べた場合。ウイルス感染者が調理中に食品を触り、その汚染された食品を食べた場合(加熱すれば大丈夫です)
・感染者の便や嘔吐物に触れ、自身の手を介して口からウイルスが入る場合。
・感染者の便・嘔吐物の片付けが不十分で、それらがホコリとなって空気中を漂い、口に入る場合。(消化器科看護師)』

『ノロウイルスはアルコールでは殺菌できません。次亜塩素酸系の消毒、または85度以上の熱湯を1分以上かける必要があります。食器の共有は控えましょう。使い捨ての食器なら触れずに捨てられるのでお勧めです。(消化器科看護師)』

『旦那さんに嘔吐された時などの正しい処理の仕方を伝えて下さい。マスク・エプロン・手袋を付け、汚物に直接触れず、次亜塩素系の漂白剤を薄めたもので消毒します。ウィルスはすぐに空気中にまってしまうので素早い処理が必要となります。嘔吐物が落ちている範囲以上に広く消毒をしましょう。。 (消化器科看護師)』

『トイレ使用後は毎回換気を行い、便座・ドアノブ・蛇口などは消毒して下さい。お風呂も(感染者は)最後に使用し、残り湯も捨てて下さい。洗濯物は別々に洗い、その際に次亜塩素酸系の消毒液の使用も効果的です。(消化器科看護師)』

『きちんと対応すれば感染はし難いと思います。しかし旦那様の感染時に、相談者様の体調が悪い場合は免疫力も低下していて感染しやすくなるので実家に帰られてもよいかもしれません。(消化器科看護師)』

体調が悪い時等は別居する事も有効のようですが、使い捨ての食器を使う、次亜塩素酸系の消毒液を用いて消毒するなどの対応で、感染を防ぐ事も可能です。正しく理解して、なるべく負担の少ない方法で日々を過ごしたいですね。


<こちらの記事は、看護師・薬剤師・管理栄養士等の専門家(以下、「専門家」)が回答するQ&Aサイト「なるカラ」の回答を元に作成されております。本記事における専門家のコメントはあくまで「なるカラ」で回答した各専門家個人の意見であることをご理解の上、お読みいただければ幸いです。>

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