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朝ドラ「虎に翼」タッキー(滝藤賢一)第24週(9月9日~)で退場!? 久々登場も不穏な姿…桂場さん(松山ケンイチ)に「頼んだからな」

iza(イザ!) / 2024年9月6日 8時30分

連続テレビ小説「虎に翼」の登場人物、多岐川幸四郎(滝藤賢一)(C)NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」(総合など)第24週「女三人あれば身代が潰れる?」(第116~120話)の予告が6日、放送され、ヒロインのかつての上司、多岐川幸四郎(滝藤賢一)が久々に登場するも、「退場」を予感させるような内容に視聴者から心配の声が上がった。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京地裁判事の佐田寅子役を演じている。この日は第23週「始めは処女の如く、後は脱兎の如し?」(第111~115話)の最終日で、昭和38(1963)年6月、寅子の上司だった桂場等一郎(松山ケンイチ)が最高裁判事の1人に任命され、寅子らが見守るなか、甘味処「竹もと」の試験で竹原梅子(平岩紙)についに「合格」を出した。そこに道男(和田庵)がやってきて、親代わりの笹山(田中要次)はもうほとんど歩けず、店をたたむことになったと話した。道男は金勘定や接客が苦手な自分では店の看板に泥を塗るだけだと後ろ向きで、居場所を作ってくれたのに申し訳ないと寅子に謝罪。するとそんな道男に梅子が近づき、「なら一緒にやる?」と持ち掛けた。梅子は1人で店をやるのが心細いと思っていて、「どうでしょうか?」と尋ねた。竹もとの店主夫婦も「梅子さんと彼で決めなさい」と信頼。道男は逡巡したが、「さっきあなたが苦手といったもの、私、全部得意。あと、私はすこぶる頭がいいわよ?」という梅子の言葉に「よろしくお願いします!」と頭を下げた。

昭和38年秋、判事補の漆間昭(井上拓哉)が「原爆裁判」の判決の草案を書き上げた。「残念ながら、原告に賠償を請求する権利があると認めることは法的に不可能と言わざるを得ません」という裁判長の汐見圭(平埜生成)。漆間も無念そうに同意したが、寅子だけは「はて?」と首をひねり、「請求棄却でこの裁判を終わらせてはいけない。それはわれわれの総意では?」と確認し、最後にもう少しだけ書き加えることを提案した。その年の12月、汐見が判決文を読み上げた。異例の「主文後回し」。満席の傍聴席がザワついた。当時、民事裁判で主文を後回しにして理由を読み上げるのは異例の出来事だった。

「当時、広島市にはおよそ33万人の一般市民が、長崎市にはおよそ27万人の一般市民が住居を構えており、原子爆弾の投下が仮に軍事目標のみをその攻撃対象としていたとしても、その破壊力から無差別爆撃であることは明白であり、当時の国際法からみて違法な戦闘行為である。では、損害を受けた個人が国際法上、もしくは国内法上において損害賠償請求権を有するであろうか? 残念ながら個人に国際法上の主体性が認められず、その権利が存在するとする根拠はない。人類始まって以来の大規模、かつ強力な破壊力をもつ原子爆弾の投下によって被害を受けた国民に対して心から同情の念を抱かない者はいないであろう。戦争を廃止、もしくは最小限に制限し、それによる惨禍を最小限に留めることは、人類共通の希望である。不幸にして戦争が発生した場合、被害を少なくし、国民を保護する必要があることは言うまでもない。国家は自らの権限と、自らの責任において開始した戦争により、国民の多くの人々を死に導き、傷害を負わせ、不安な生活に追い込んだのである。原爆被害の甚大なことは、一般災害の比ではない。被告がこれに鑑み、十分な救済策を執るべきことは多言を要しないであろう。しかしながら、それはもはや裁判所の職責ではなく、立法府である国会及び行政府である内閣において果たさなければならない職責である。それでこそ訴訟当事者だけでなく、原爆被害者全般に対する救済策を講ずることができるのであって、そこに立法および立法に基づく行政の存在理由がある。終戦後十数年を経て、高度の経済成長を遂げたわが国において、国家財政上、これが不可能であるとは到底考えられない。われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられないのである。…主文。原告らの請求を棄却する」

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