朝ドラ「虎に翼」涼子さま（桜井ユキ）の「ライトハウス」で「毒まんじゅう」が人気商品に 第14話以来の再登場で反響続々「ここで回収されるとは！」

第14話の場面から。猪爪家に集まって、田舎まんじゅうを手作りする明律大女子部法科の面々。桜川涼子（桜井ユキ）、大庭梅子（平岩紙）、猪爪寅子（伊藤沙莉）、崔香淑（ハ・ヨンス）、猪爪花江（森田望智）、猪爪はる（石田ゆり子）（C）NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第82話が23日、放送され、第14話（4月18日放送）のキーアイテムになった“毒まんじゅう”が意外な形で再登場。ネットには、昔を懐かしむヒロイン、佐田寅子（伊藤沙莉）に共感する朝ドラファンの声が寄せられ、X（旧ツイッター）で「毒まんじゅう」がトレンド入りした。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。ドラマは第17週「女の情に蛇が住む？」（第81～85話）が放送されており、この日、寅子は明律大時代の学友で旧華族令嬢の桜川涼子（桜井ユキ）と彼女のお付きの玉（羽瀬川なぎ）が営む喫茶店「ライトハウス」で日曜だけに出しているという「とっておきの料理」を楽しむため、自宅のある新潟県三条市から新潟市までやってきた。

涼子たちが出してくれたのは田舎まんじゅう。寅子たちが明律大女子部法科の学生だったころ、入学希望の女子学生を募るために学園祭で法廷劇を上演したことがあり、そのまんじゅうは、劇のもとになった「毒饅頭事件」の内容を検証するため、寅子の自宅に涼子ら同級生たちが集まって作ったものだった。それを見た瞬間、当時を思い出して懐かしむ寅子。涼子は店の人気商品になっていると説明し、「あの日のおまんじゅうのおかげです。ありがとう」と礼を述べた。そして、第14話の回想シーンが流れ、寅子の十八番「モン・パパ」のインストルメンタルバージョンがBGMとして重なった。

寅子と同様、明日への希望に満ちていたころの彼女たちを懐かしむ視聴者は多く、SNSには「あの時の毒まんじゅう！（涙）」「楽しかった日々が…」「ここで回収されるとは！」「BGMはあの曲だし、毒饅頭事件の映像が流れるしで懐かしうれし」「あのままでいられたらなぁ。戦争なんてなくて」「あの時がよほど楽しかったんだろうなぁ。切ない…」「毒まんじゅうで泣くとは思わなかった…」「思い出の味が『毒まんじゅう』なドラマもなかなかないよ（笑）」といったコメントが殺到した。