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関水渚インタビュー前編 家族とずっといるのに家族ではない家政婦は「特異な存在」 テレビ東京「家政婦クロミは腐った家族を許さない」で“最恐”家政婦を怪演

iza(イザ!) / 2025年1月31日 9時0分

「家政婦クロミは腐ったか家族を許さない」に出演する関水渚 (C)家政婦クロミは腐ったか家族を許さない

テレ東系、深夜の「ドラマ24」(金曜深夜0・12)といえば、「孤独のグルメ」シリーズを始め、数々のヒット作を生み出してきた枠。最新作「家政婦クロミは腐った家族を許さない」で主演を務める関水渚は、優秀ながらどこか不気味で、自身の理想とする「理想の家族」を作るためには、いかなる手段も辞さない家政婦のクロミこと黒見白華をホラーテイスト満載で演じている。ひと癖もふた癖もあるキャラクターに挑む心境を聞いた。

――クロミをどんな人物だと捉えていますか?

「クロミは自分のことをものすごく高貴で、正しい人間だということを一番大切にしている気がしました。だから、『お仕えするご家族が正しくなくてかわいそうだから、正しい私が正してあげましょう、導いて差し上げましょう』というマインドでいると思います。

台本を読んで、誰の人生にとっても“育てられ方”って大きな影響を及ぼすものだと思ったんです。灰原家の子どもたちもそうですが、クロミ自身も育てられた人の影響を強く受けているので、家族のあり方みたいなものを考えさせられました」

――クロミの思考回路や行動で、さすがに理解できないと思ったところはありましたか?

「演じる役について、理解できない状態で演じるのは避けたいと思っています。だから理解できるまで台本を読み込むようにして、ときには周りの方に意見を求めることもあります。クロミに対して、最初から共感できたわけではないですけど、台本を読むときに『この場面でこの言動は、こういう気持ちからではないか』と想像して、クロミの気持ちに寄り添うことを意識しました」

――クロミを演じる上での面白みや、反対に難しいと思った部分は?

「まず、キャラクター性がすごく強い。家政婦って、家族の中でも浮いている存在じゃないですか。その家にいるのに、家族ではない。『どんなキャラクターにしましょうか?』となったとき、監督からとにかくゆっくりセリフを言ってほしい、とのリクエストがありました。灰原家の人たちがどれだけ速いスピードでセリフを言っても、引っ張られないでほしい、と。

実際、撮影が始まると、最初はゆっくりと話していても、どうしても引っ張られちゃうんですよね。そうならないように努めるのはちょっと大変でした。

クロミの特技というか、とっさに出まかせが言えるのはすごいと思っています(笑)。人を困惑させるようなことや、 自分のしてほしいように相手を導くような発言が、慎重に言葉を選びながら、ポンポンと出てくるんです。『こんなことが実際にできたらすごいだろうな』と思いながらセリフを言っています」

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