塚地武雅、朝ドラ「虎に翼」→水10「新宿野戦病院」でメイン回 SNS「雲野弁護士と堀井さん」「朝と夜の両方で泣かせに…」と話題に

「新宿野戦病院」第7話場面写真 （C）フジテレビ

小池栄子と仲野太賀がダブル主演する連続ドラマ「新宿野戦病院」（フジテレビ系、水曜後10・0）の第7話が14日に放送され、ベールの包まれていた聖まごころ病院の看護師長、堀井しのぶ（塚地武雅）の「秘密」が明らかになった。塚地は、現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」にも出演しており、同日オンエアされた第98話に久々に登場。同じ日の朝と夜に放送された、まったくタイプが異なる人気作でそれぞれ存在感を示す塚地の売れっ子ぶりに多くの視聴者が注目。SNSが「今日は朝と夜と塚地祭だ」などと盛り上がった。

「新宿野戦病院」は、宮藤官九郎さんによる完全オリジナル脚本の連ドラで、東洋一の歓楽街、東京・歌舞伎町にたたずむ同病院を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図を描く。一方の「虎に翼」は、日本初の女性弁護士でのちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語。女優の伊藤沙莉が主人公の佐田寅子役を演じており、こちらの作品で塚地は、人権派弁護士の雲野六郎役を好演している。同日放送された「虎に翼」の第98話では、寅子が配属された民事第二十四部が、戦時中に米軍によって広島と長崎に投下された原子爆弾の被害者が日本政府に賠償を求める裁判を担当することになった。その原告代理人が雲野らで、久しぶりの再登場にX（旧ツイッター）で「塚地武雅」「雲野先生」などの関連ワードがトレンド入りするほどの話題になった。

「新宿野戦病院」の第7話では、認知症を発症している堀井の母親（藤田弓子）が、子供と自転車で接触してしまい、聖まごころ病院に搬送されてきた。普段は女装して病院で働いている堀井だが、母親の前では男性の姿で過ごしていた。幼いころから自分の性に違和感を抱いていた堀井は、看護学校に入学する直前に、そのことを両親に告白。すると昔気質の父親（野添義弘）が、女装している堀井に「男なんだよ、お前は！」と激怒。母親はそんな亭主関白な父親のことが大好きで、両親の姿を見るのが嫌になった堀井は、20代で家出し、以降、絶縁状態になっていた。しかし、15年前に父親が亡くなり、母親のことが心配になり、久しぶりに実家に顔を出したところ、きれい好きだった母親が家事ができない状態になっていた。さらに母親は、堀井を父親と混同するようになってしまい、堀井もそれに合わせて、父親のフリをしていたということが明かされた。

奇しくも同じ日の朝と夜に、塚地演じるキャラクターがストーリーの中心となるドラマが2本放送されたことに視聴者が注目。SNSでは「金にならない仕事ばっかり引き受けて、弱い人の味方を引き受けちゃう雲野弁護士と、お母さんのために男の姿をしてた堀井さん、朝と夜の両方で泣かせにこんといてくれや塚地」「塚地…いやしのぶさん…泣ける。お父さんのふりしてる」「塚っちゃん、朝から晩まで塚地デーでしたね…」「朝と夜の両方で泣かせにこんといてくれや塚地ぃ」といったコメントが寄せられた。