1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

朝ドラ「虎に翼」9月9日第116話あらすじ よね(土居志央梨)轟(戸塚純貴)ら原爆被害者救済弁護団結成、多岐川(滝藤賢一)は病を患い…

iza(イザ!) / 2024年9月8日 8時15分

昭和37年1月、尋問出廷のためにミキが広島から上京。原爆被爆者が法廷に立って証言をするということは、世間から好奇の目を向けられるということを意味していた。裁判を翌日に控えるなか、事務所の壁に書かれた憲法第14条を見て「差別されない…どういう意味なのかしらね?」とつぶやくミキ。その言葉に迷いを察したよねは、尋問の取り止めを提案した。ミキは、それでも自分の苦しみや辛さを伝えたいと号泣。ミキの尋問は取り止めとなり、轟が法廷で彼女の手紙を代読した。そこには、被爆で全身にやけどを負い、娘を産んだものの乳腺を焼かれて母乳を飲ませてやれず、三度目の流産の後、夫が家を出ていったなどという壮絶な半生がつづられていた。

昭和38年6月、東京地裁所長の桂場等一郎(松山ケンイチ)が最高裁判事の1人に任命され、寅子らが見守るなか、甘味処「竹もと」の味を引き継ぐ「試験」で竹原梅子(平岩紙)についに「合格」を出した。

その年の12月、長きにわたった原爆裁判がついに結審の日を迎えた。判決は異例の「主文後回し」で、裁判長の汐見圭(平埜生成)が判決理由の要旨を読み上げた。「原子爆弾の投下が仮に軍事目標のみをその攻撃対象としていたとしても、その破壊力から無差別爆撃であることは明白であり、当時の国際法からみて違法な戦闘行為である」と原爆投下を非難するものだったが、損害を受けた個人が国際法上、もしくは国内法上において損害賠償請求権を有する根拠がないとした。傍聴していた記者たちが、速報を書くために立ち上がるなか、「人類始まって以来の大規模、かつ強力な破壊力をもつ原子爆弾の投下によって被害を受けた国民に対して心から同情の念を抱かない者はいないであろう」と語気を強める汐見。記者たちが席に戻り、法廷の外には航一もいた。そして汐見は「国家は自らの権限と、自らの責任において開始した戦争により、国民の多くの人々を死に導き、傷害を負わせ、不安な生活に追い込んだのである。被告がこれに鑑み、十分な救済策を執るべきことは多言を要しないであろう。しかしながら、それはもはや裁判所の職責ではなく、立法府である国会及び行政府である内閣において果たさなければならない職責である。終戦後十数年を経て、高度の経済成長を遂げたわが国において、これが不可能であるとは到底考えられない。われわれは本訴訟をみるにつけ、政治の貧困を嘆かずにはおられないのである。…主文。原告らの請求を棄却する」と続けた。8年に及ぶ裁判は、国側の勝訴で終わった。

「虎に翼」第116回あらすじ

8年にも及ぶ原爆裁判を終えた寅子たち。よねと轟は岩居と共に原爆被害者救済弁護団を結成する。

昭和43年、病を患い、治療に専念しているかつての上司、多岐川幸四郎(滝藤賢一)を寅子が見舞うと、多岐川は「少年犯罪の厳罰化」を求める声が高まっていることを気にかけていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください