「光る君へ」伊周、壊れる…三浦翔平の怪演に視聴者釘付け「まさかの目前ダイナミック呪詛」「どういう感情で観れば…」
iza(イザ!) / 2024年10月6日 21時41分
女優の吉高由里子が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(NHK総合など)の第38話が6日、放送され、敵視してきた叔父で左大臣を務める藤原道長(柄本佑)を呪い続けてきた伊周(三浦翔平)が正気を失い、道長本人の面前で呪詛し始める場面が描かれ、視聴者の間に衝撃が走った。
平安時代を舞台に、「源氏物語」の作者として知られる紫式部(まひろ)の幼少期からの生涯と、「源氏物語」の執筆や権力者、道長とのかかわりを軸に描く波乱の一代記。伊周は関白を務めた道隆(井浦新)の嫡男で、教養豊かな一方、尊大で人望に欠けるが、権力欲と執念深さだけは人一倍強い人物。父の後を継いで実権を握ろうとしたものの、勢力争いで道長に敗れ、長徳の変の責任を問われて左遷された。のちに大赦で都に戻り、権勢を巻き返そうとするもうまくいかず、次第に道長やその周囲の人々を呪詛することに執念を燃やし始めた。
この日の放送で、伊周に、一条天皇(塩野瑛久)の第二皇子である敦成(あつひら)親王の呪詛を、縁者を通じて円能という僧侶に命じた疑惑が浮かび上がった。伊周が直接呪詛にかかわった証拠はなかったが、道長は公卿から白い目で見られながら参内するのは酷と考え、参内停止の処分がふさわしいと帝に奏上。処分が認められ、落胆した伊周は心を病み、弟の隆家(竜星涼)が言葉を失うほどますます呪詛に傾倒した。自身の甥で、元服を控えた第一皇子の敦康親王(渡邉櫂)が道長の策略で帝から遠ざけられ、次の東宮の座が危うくなったと感じた伊周は、道長のもとに参じ、敦康を次の東宮にしてくれるよう、深々と頭を下げて懇願。道長はこの願いには答えず、どうして義理の弟として情けをかけてくれた帝の思いに答えず参内しなくなったのかと問いかけたが、その言葉で伊周の怒りのスイッチが入り、「何もかも…おーまーえーのせいだあぁっ!」と鬼の形相で激高しだした。そして道長から、「今後お前が政にかかわることはない。下がって養生いたせ」と言い渡されると、焦点の定まらない目で呪詛の言葉を唱えながら、忍ばせていた呪詛の札をまき散らして高笑い。騒ぎに気づいた家人2人に脇を抱えられて連れ出されていった。
鬼気迫る三浦の怪演にはこれまでも注目が集まっていたが、決定的な展開に視聴者の目が釘付け。SNSには「とうとう壊れてしまった」「完全に正気失っとる」「まさかの目前ダイナミック呪詛」「これが呪詛返しか…恐ろしや」といったコメントが相次いで書き込まれた。想像を超えて常軌を逸した姿に「伊周の狂い方がちょっと取り戻しのつかない感じに…」「呪詛モンスター伊周の姿がなんとも悲しい」「ここまでくると伊周をどういう感情で観ればいいかわかんねぇよ」など、唖然とさせられた感想も散見された。
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