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朝ドラ「虎に翼」ここで生きた! 民法第730条の使い方に視聴者感嘆「お見事」「梅子さんのストレートパンチ」「神回すぎ」

iza(イザ!) / 2024年6月27日 11時15分

連続テレビ小説「虎に翼」の登場人物、大庭梅子(平岩紙)(C)NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第64話が27日、放送され、「直系血族及び同居の親族は互いに扶け合わなければならない」という民法第730条を上手に盛り込んだストーリー展開に、多くの視聴者が感嘆の声をあげた。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。ヒロインの佐田寅子を女優の伊藤沙莉が演じている。ドラマは現在、第13週「女房は掃きだめから拾え?」(第61~65話)が放送されており、昭和24(1949)年、家庭裁判所の特例判事補と最高裁判所家庭局事務官を兼務する寅子が、明律大の学友だった大庭梅子(平岩紙)の家の遺産相続の案件を担当することになった。

この日の放送のキーワードになった民法第730条は、第50話(7日放送)の民法改正審議会で守旧派の帝大教授、神保衛彦(木場勝己)がねじ込んだ一文という形で一度、物語でクローズアップされていた。改正案作成を担当した司法省民事局民法調査室主任(現在は最高裁秘書課長)の久藤頼安(沢村一樹)は、「そんな当たり前のことを、わざわざ法律で規定することを国民はどう感じるのか」と残念がったが、当時、彼の下で事務官をしていた寅子は、「でも、信じましょうよ。これからの社会は、国民にこの民法をどう使ってもらうか次第です。頑張りましょう」と前向きに捉えていた。

そんななか、亡くなった梅子の夫、徹男(飯田基祐)の遺産をめぐって3人の息子と姑、妾の間で相続の話し合いが泥沼化。さらにこの日の放送で、梅子が最も信頼をおいていた心優しい三男の光三郎(本田響矢)が、妾の元山すみれ(武田梨奈)に篭絡されていたことが発覚した。梅子が諭してもまったく響かず、光三郎は「彼女はこうやってしか生きてこれなかったんだ」とすみれをかばい、「好きなんだ。僕が彼女を幸せにしたいんだ」と秘めていた本音をぶちまけた。怒号が飛び交い、いよいよ家庭崩壊という局面で、梅子は突然高笑い。ぼう然とする家族を前に、遺産も嫁の立場も、母親の務めもすべて放棄してここから出ていくと宣言した。そして、あわてて止めようとする姑や長男に向かって民法第730条を暗唱。「お義母さまのことは兄弟で話し合いなさい。きちんと育ててあげられなくてごめんね。でもお互い誰かのせいにしないで、自分の人生を生きていきましょう…ごきげんよう!」と言い残して颯爽と立ち去った。

家制度に固執する神保がごり押しした条文を逆手に取り、梅子が大庭家から籍を抜くことで家のくびきから解放されるという見事な展開に、多くの視聴者がうなった。SNSには、「お見事! 民法730条をこう使うとは」「ここにきて民法730条がとどめを刺すとは」「梅子さんのストレートパンチだね」といったコメントがズラリ。また、第50話の場面を振り返って、「『当たり前なのに何故』となった条文を、見事に生かして回収してきた脚本に、ただただ拍手と感嘆のため息しかない」「法律は使い方次第。まさにそうなんやなと思える具体例を梅子さんが出してくれた」「今日、神回すぎん?」と舌を巻く視聴者も多かった。

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