任天堂が不適切投稿に「法的措置」 わいせつ、チート、不正データ抽出…ガイドライン更新

任天堂の直営店＝京都市

任天堂は2日、「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を更新。不適切な投稿に対して法的措置を講じる権利を保持すると追記した。

本指針は、ユーザーがゲームからキャプチャーした映像やスクリーンショットを利用した動画や静止画を投稿する際のルールをまとめたもの。今回の更新で同社は、各国の法令に違反するもの、任天堂の知的財産権を侵害するものなどを「違法または不適切な投稿や公序良俗に反する投稿」として挙げている。

さらに、相手を侮辱する内容やわいせつなもの、コピーソフトや改造ソフト、チートやクラッキングといったデータを改ざんするツールに関わるもの、データマイニングで不正に抽出した映像などの具体例も示した上で、これらに限定されないとした。

また、ガイドラインに従わない投稿者には「法的措置を講じる権利」と「以後の任天堂のゲーム著作物の使用を認めない権利」を保持していると明記。X（ツイッター）では「専門じゃない人でも理解しやすいので助かるな」「子供が読んでもわかりやすい説明だよね」と好評だった。一方、動画投稿サイトに任天堂のコンテンツを利用した“下ネタ動画”が投稿されたり、ゲームプログラムが解析されて未公開の情報をリークされたりすることを問題視しているのではないかと推測するコメントも見られた。