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朝ドラ「虎に翼」三山凌輝ロングインタビュー〈中〉再会を喜ぶ母はる(石田ゆり子)の演技に「あの感動は忘れない」

iza(イザ!) / 2024年6月14日 14時0分

第55話で家庭裁判所に向けた問題解決のきっかけを口にした(中央)猪爪直明(三山凌輝)(C)NHK

現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」で、主人公の佐田寅子(伊藤沙莉)の弟、猪爪直明役を好演している俳優の三山凌輝へのロングインタビュー<中>編。三山が、演じる直明に対する思いや印象深いシーンなどについて語った。

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熱量、素直さに共感「近い部分はたくさんある」

―責任感が強く、真面目な直明を演じるうえで心がけたことは?

「『責任感が強くて真面目なキャラクター』と説明すると、僕とかけ離れているように感じるかもしれないんですけど、根本的な熱量や素直さは似ている部分があるので、いいところはそのまま出していきたいです。まずは自分のやんちゃな部分は一旦そぎ落として、直明に注ぎ込むというイメージ。それほど真逆の人間ではく、自分の本性と近い部分がたくさんあるという役。あとは(昭和という)時代もあるので、衣装を着ることによってたいぶ意識も変わりますし、僕がこの時代にいたらどうだったかを考えることから始めました」

ー魅力をどうとらえている?

「初登場した時から、直明の人間味みたいなところは出つづけていると思うんです。自分の気持ちはあるけど、人のために押し殺すことができる。それは若さゆえ。そういう意味で言うと、人間としてまだ成長段階の青年なのかなと思います。直明に共感できる部分としては、あまり複雑な話もしないし、曲がっていない、ただ素直で人を疑わない。人も好きだし、人と接することも好きで、気持ちをえぐられるようなトラウマもない。それは愛情をすごく受けて育ってきたからで、僕もすごく家族から愛情を受けてきたので、そのまま直明に溶け込めるなと思いました。ただ時代の世相を感じて、直明は動いたというところがあって、ただ楽しくステキな人生を送っているだけではダメだと孤児らに目をむけたけど、善意でやっていたつもりが相手を傷つけていたということに気がつくシーンがあるんです。それを期に改めて考えることで自分が幸せだったと気づき、僕もそういうことがあったんですが、直明はすごい幸せな人なんだと思います」

―第41話(5月27日放送)で初登場。昭和の好青年を演じるうえで大変だったことは?

「もともと『意外と昭和っぽいね』と言われることも多くて(笑)、衣装を着て、セットの中でお芝居させて頂いたら、意識はあるけど、自然と昭和にいそうという感じて頂けたみたいで、昭和のテイストにもあっていたんですかね。それはすごくありがたいなと思っています。ただ、正直、初日はすごく緊張しました。自分以外の家族は手前でずっと一緒に撮影されていて、(成長した直明として登場したため)僕だけ初めましてだったので、自然と勝手なプレッシャーを感じてしまうようなところがあったんです。ただ共演する経験豊富な俳優さんたちにお任せしようと思って、僕はただただその場にいて、久しぶりに帰って来た自分なりの直明だけ演じさえすれば、あとは(共演者に)任せようという気持ちと自分はそれを受ける芝居だけ全力でしようと臨んだので、違和感のない昭和の男っぽさがでたのかなと思います。ちょうど久々に家族のもとに帰って来た喜びだったり、家族の分かち合いの空気感を出せたのではないかなと。(初登場の場面は共演する)俳優さんたちが初めましての僕に抱きついて泣いてくれるんですよ! すごいなと思って。あの感動はいまだに忘れないですね」

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