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福田沙紀がショートドラマ「大人に恋はムズカシイ」で監督初挑戦 「とんでもない愛情でこの作品を一緒に持ち上げたい」

iza(イザ!) / 2024年7月8日 18時0分

--では福田さんの意見やアイデアも脚本に盛り込まれているということですか?

福「はい。ただし原案は私ではありませんので、それをバンプ側のみなさんとブラッシュアップして膨らませていった感じです。当初は1話3分弱の全10話の作品になる予定だったのですが、こういう市場はユーザーの動きが早いので、もっと短くということで、基本的には1話1分の全29話という形に変わりました。29話のショート動画となると、フックとかクリフハンガーと言われる『次の展開が気になる要素』がたくさん必要になるので、それをみんなで膨らませていきました。10話ならその要素が最低20個は必要なのですが、『29話になったら60個は必要だね』ということで、幸いにも制作陣は今作の登場人物たちの年齢に近いスタッフが多かったので、これまでの経験を持ち合わせながらいろいろとストーリーを作っていきました」

--1話あたり2つのフックを考えるのは大変だと思いますが、その辺が逆に、作品を作る面白さでもあるのでしょうか?

福「そうですね。 しかも、ストーリーもどんどん展開していかなければいけないので、29話に変更になった時は『どうしよう。できるのか…』と不安もありました。でも逆にそれを『制限がある中でやるのはショートだろうが2時間ドラマだろうが変わらない』と前向きな思考に切り替えました。そんななかで、やっぱり台本作りが最も時間が掛かりましたね」

澤村(以下、澤)「これまでに商業映画やテレビドラマの経験がある監督・脚本家と何度か一緒に制作をしてきましたが、ショート動画は長編ものよりも難易度が高いと言われることが多いんです。ショートの脚本はスタートから割と何かが起こってなければいけないですし、セットアップと言われる人物の背景を説明してる時間が、飽きられてしまいやすいのであまりないんです。なので、常に展開を起こしながらも、登場人物に対してどうやって没入感を作っていくか、といった試行錯誤がかなり必要で、そこに対してはとても柔軟に、それこそ楽しみながら参加してくださったので、すごく心強かったです」

--女優と監督の違いはどんなところにありましたか?

福「みんなを引っぱって行かなければという気持ちは強く芽生えました。監督業に興味を持つことになったキッカケの一つの『ライフ〜壮絶なイジメと闘う少女の物語〜』(07年、フジテレビ系)で、カメラワークやカット割りで『このシーンがこういう風に映像化されるんだ!』と演出のすごさを感じたんです。だからこそ、今作でそれぞれのキャラクターを生かしたいし、とんでもない愛情でこの作品を一緒に持ち上げていきたいと思いました。たくさんのスタッフさんが集まってくれたこともうれしかったです。カメラマンの方は以前、映画『YATTER MAN 〜ヤッターマン〜』(09年公開)でご一緒した方で。今回、撮影期間は5日間だったのですが、ずっと楽しくてアドレナリンが出ていましたし、やっぱり人との出会いって大事だなとかいろんなことを考えていました」

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