《奈緒インタビュー》共演の玉森裕太とは「心情の部分を大切にしながら…」、ボクシングの役どころには「母も驚き」 TBS「あのクズを殴ってやりたいんだ」

「あんまりそこは決めていなかったのですが、どうしても撮影が入ってくるので、お昼の合間の時間に練習を1時間やって、そのまま撮影に戻ってということもあります。とにかく空いてる時間に練習を入れてもらっています。練習をしてない時は自分でジムに行って筋トレをしたり、何かしらトレーニングを毎日やっています」

－－プロボクサーを目指すアラサー女子ということで、周囲からどのような反応がありましたか？

「今作に入る前に舞台をやってたのですが、ボクシング練習のあとに舞台の本番っていう日も結構あって、その時に『いま、ボクシングやってるんです』とみんなに言ったら、私にそういうイメージがないのですごくびっくりされましたし、母も『なんで奈緒ちゃんがボクシングなの？』とびっくりで、 とにかく周りにはすごく驚かれました。でも身近にいる人は体つきが変わっていくのが見えるのですごく応援してくれましたし、楽しみにしてくれてるなっていうのはすごく感じます」

－－これまでのスポーツ経験は？

「今回の作品の前に、先輩に誘われたのをキッカケに趣味で1年ぐらいキックボクシングをやってました。 ただ、学生時代に部活でスポーツをしてきたことはないので、本当に体を動かすようになったのは1年前ぐらいからです」

ほこ美と自身の共通点は？

－－ほこ美を客観的に見た感想や、ご自身との共通点などあれば教えてください

「ほこ美はすごく不器用で、本来だったら恋愛とボクシングの2つを追いかけるのは、すごく苦手な人だと思うんです。でも、うまくいかないことがあってもすぐに立ち上がる人ですし、台本を読んでいてそのパワーを私は応援したくなりました。

ボクシングの練習を重ねていくなかで『ほこ美はこんなことを思ったのかな』って、追体験するように気づかされることが多かったんです。人から応援してもらうことがこんなにパワーになるんだなとか、練習がすごくきつい時でも、ほこ美の気持ちになって海里のことを思うと、 なんかきつい腕が上がったりとかする瞬間があって。ほこ美にとってボクシングと、誰かを思う気持ちは、互いに支え合いながらこの人のなかにあるんだということは、すごく共感する部分がありました。あと、家族に対しての思いにもとても共感できたので、そこも大切にみんなで作っていきました」

－－第1話の見どころと、読者へのメッセージをお願いします

「1話でほこ美はどん底からスタートしますが、人それぞれに壁があるなかで、ほこ美はその壁をこれからどうやって乗り越えていくのか、そして、ほこ美をサポートする大切な人たちとの関係性もこの作品の見どころになります。また、海里の謎にもぜひ注目していただきたいですし、登場人物の個性が爆発している賑やかな1話となっているので、楽しんでいただけたらうれしいです」

■番組概要

[番組名]火曜ドラマ『あのクズを殴ってやりたいんだ』

[放送日時]10月8日(火)スタート 毎週火曜よる10:00～10:57