朝ドラ「虎に翼」寝たきりのタッキー(滝藤賢一)に悲痛な声…SNS「もう長くない?」「明日が怖いよ」
iza(イザ!) / 2024年9月12日 9時18分
NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第119話が12日、放送され、ガンを患い寝たきりになった多岐川幸四郎(滝藤賢一)に、視聴者から心配の声が寄せられた。
日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。女優の伊藤沙莉が主人公で東京家庭裁判所少年部部長の佐田寅子を演じている。ドラマは現在、第24週「女三人あれば身代が潰れる?」(第116~120話)が放送されており、この日の放送で、度重なる学生運動や凶悪化する少年犯罪に対応するため、昭和45(1970)年3月、国会で、遅くとも5月までに少年法改正について法制審議会に諮問を行うという答弁が行われた。無念の表情を浮かべる寅子だったが、東京家庭裁判所所長の久藤頼安(沢村一樹)は部下を前に「刑罰を強化すれば非行少年は生まれない? まったくもってナンセンスだと思わない?」と失笑。
しかし少年たちに対する厳罰化の流れは止められず、久藤は最高裁長官の桂場等一郎(松山ケンイチ)に呼び出され、「少年事件の家裁全件送致の見直しと厳罰化ねえ」と嘆いた。桂場は「家裁の存在そのものに異議を唱えていると言える」と述べ、「少年法部会が組織され、議論が始まる。法務省にこちらから推薦する人選を頼む」と告げた。久藤から手渡された法務省の「少年法改正要綱」に目を通した寅子は「ありえない」と激怒。そして多岐川がかつて口にした「法律っちゅうもんはな、縛られて死ぬためにあるんじゃない。人が幸せになるためにあるんだよ」という言葉を思い出した。その頃、多岐川は病状が悪化。ほとんど寝たきりの状態になっていた。
多岐川は、かつて寅子の上司として、ともに家庭裁判所を設立した。基本理念を作り上げ、「家庭裁判所の父」と呼ばれている。かなりの変わり者だが、家裁への情熱は誰にも負けない。現在はガンを患い、治療に専念するため休職している。視聴者の間では「タッキー」の愛称で親しまれている。
そんな多岐川がこの日のラストシーンに登場。頬がこけ、悲しい表情を浮かべて庭を見つめる姿に、視聴者から悲痛な声が相次いだ。SNSには「もう長くないの?」「命がつきそう」「退場近いの?」などの声。また強烈な存在感でドラマを盛り上げてきただけに「見てるの辛い」「明日が怖いよ」といったつぶやきも目立った。一方、そんな多岐川を好演する滝藤を絶賛する視聴者も多く、「瞬きのしかたひとつで弱ってる感じが伝わるの凄いなあ滝藤さん」「回想の映像と現在の顔の対比が、物凄いな。名優」という感想もあった。
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