柔道・阿部詩「必ず強くなる」と宣言！ 兄・一二三も「また2人で頂点に」と約束 「負けてもチャンピオン」ファン称賛

パリ五輪柔道女子５２キロ級２回戦で敗北した阿部詩(水島啓輔撮影)

パリ五輪で東京大会に続く「兄妹連覇」が期待されていた柔道女子52キロ級の阿部詩が30日（日本時間）、自身のインスタグラムを更新。「必ず強くなる」と力強く巻き返しを誓った。

詩は、28日に行われた52キロ級の試合で東京五輪に続く連覇を目指したが、2回戦で世界ランキング1位のディヨラ・ケルディヨロワ（ウズベキスタン）に小外刈りで一本負け。会場に響き渡るほどの大きな声をあげ号泣し、場内から「ウタ」コールが沸きあがった。

試合後初めて更新されたSNSで詩は、両親と2人の兄との家族写真とともに「沢山のサポート、応援ありがとうございました。心の底から感謝の気持ちでいっぱいです！　日本代表として、日本という素晴らしい国を背負い戦えたことを誇りに思います。情けない姿を見せてしまい申し訳ありませんでした」とファンに感謝しながらも、結果を残せなかったことを謝罪。そのうえで「また成長した姿で畳の上に立てるよう1日1日を過ごしていきます。必ず強くなります。今後とも応援よろしくお願いいたします」と飛躍することを誓った。最後には「一二三　二連覇おめでとう祝　最高の兄です。最高の家族です」と妹の想いを背負って連覇を果たした柔道男子66キロ級金メダルの兄、一二三に祝福のメッセージをつづった。

このポストに兄も即座に反応。自身のインスタグラムのストーリーズに「情けなくなんかない。ここまでの道のりで苦しい事も沢山あったのにそれを見せずにただ前だけをみて人生かけて頑張ってきた詩は最高にかっこよかったし1番輝いていたよ。心の底から詩の事を誇りに思います」と称賛。さらに「2人で必ずまた頂点に立とう！また家族で前を向いて頑張って行こう！」とともに戦うことを約束した。

詩の決意の投稿にファンは「日本の誇り」「諦めない姿に勇気もらった」「情けなくない」「泣きたいときは泣けばいい」「謝ることはない」とコメント。特に海外の柔道ファンからは「負けてもチャンピオンに変わりない」「史上最高の選手」と絶賛する声が殺到している。また「4年後のロサンゼルス五輪は大丈夫」「団体戦が残っている。応援しています」と今後の戦いに期待する人も見受けられた。

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