売り上げ微減、でも「自分へのご褒美」で堅調 バレンタインチョコの経済効果は約1011億5280万円
iza(イザ!) / 2025年2月7日 10時35分
2月14日のバレンタインデーを前に、阪神タイガース優勝の経済効果研究などで知られる関西大学の宮本勝浩名誉教授が、2025年のバレンタインチョコレートの経済効果は約1011億5280万円と試算した。原料であるカカオの価格高騰などで売り上げは昨年より微減するという。
宮本氏は「vizualizing.info」の調査データをもとに、今年のバレンタインチョコの売り上げが前年から増加率マイナス0.3%の468億3千万円だと推計。減少の背景には不作によるカカオ高騰のほかに、義理チョコ文化の縮小やギフトの多様化などがあるとした。
また、微減にとどまった要因について「自分へのご褒美」としての消費や、単価の上昇による総売上額の維持などを挙げた。
さらに、内閣府が作成した「全国の産業連関表」を用いて経済効果を割り出した。「直接効果」である売上額の468億3千万円をもとにして、原材料などを取り扱う関連企業の売り上げが増加する「一次波及効果」と、これらのビジネスで所得が増加した人々が買い物をすることによって生じる「二次波及効果」をそれぞれ分析。直接効果と一次波及効果の合計が約768億120万円、二次波及効果が約243億5160万円で、全体的な経済効果は約1011億5280万円に上ると結論づけた。
近年のバレンタインチョコの経済効果は、コロナ禍で大きく落ち込み1000億円を割った21年から回復基調が続く。宮本氏は1000億円前後で推移する傾向が当分続くのではないかと見通して「楽しいバレンタインチョコプレゼントの風習が徐々に回復して、日本経済に貢献してほしいと願っている」と述べている。
この記事に関連するニュース
-
2025年バレンタインチョコの経済効果は1011億5280万円 関西大教授が試算 2018年ピークに減少
よろず~ニュース / 2025年2月4日 11時30分
-
◆宮本勝浩 関西大学名誉教授が推定◆2025年バレンタインチョコの経済効果は、約1,011億5,280万円
Digital PR Platform / 2025年2月3日 14時5分
-
◆宮本勝浩 関西大学名誉教授が推定◆2025年バレンタインチョコの経済効果は、約1,011億5,280万円
PR TIMES / 2025年2月3日 13時45分
-
バレンタイン前にチョコ価格高騰が止まらぬ痛手 「カカオショック」店頭の高カカオ商品数は2割減
東洋経済オンライン / 2025年1月22日 12時0分
-
板チョコに活性化の兆し 山場はバレンタインデーの2月 既製品の価格高騰による手作り需要増加で
食品新聞 / 2025年1月12日 8時1分
ランキング
-
1「パズドラ」ガンホー、株主がかみついた"高額報酬" 業績・株価低迷の一方、社長報酬は任天堂に匹敵
東洋経済オンライン / 2025年2月7日 7時30分
-
2「顔パス」で現金引き出し…カードもスマホもいらないセブン銀行の顔認証ATMスタート
読売新聞 / 2025年2月6日 17時10分
-
3「トランプ関税」発動なら原油価格はどうなるのか 価格高騰か、それとも生産増加で急落か
東洋経済オンライン / 2025年2月7日 10時0分
-
4トランプ関税の脅威、企業と家計に既に影響=カナダ中銀総裁
ロイター / 2025年2月7日 10時25分
-
5日産、統合は白紙でもEVは協力…ホンダは承諾するか
読売新聞 / 2025年2月6日 19時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください