「あすけん」画像解析機能が精度向上 過去には牛丼をグラノーラと誤って判定…今後も柴犬がトーストになる可能性はあり

「あすけん」画像解析機能が精度向上

AI食事管理アプリ「あすけん」の開発・運営を行うaskenは20日、同アプリ内で提供している「AI画像解析機能」の精度向上に継続的に取り組む「みんなの写真で精度向上！あすけんSHOTプロジェクト」を開始した。同社の公式X（旧ツイッター）で同様の告知を行った際には、過去の騒動や誤りを謝罪し、再び話題になっている。

同アプリは、食事画像やバーコードを読み取るだけで、食べた食事のカロリーや栄養素が記録されるなど、ユーザーの食事管理をサポート。管理栄養士が監修した食事内容に対するフィードバックや食生活のアドバイスも提供している。

精度向上を目指す本プロジェクトでは、画像解析エンジンをリニューアルし、解析結果表示画面のデザインを刷新する。同アプリでは、食事の写真を撮るだけで、自動で画像を解析し、食事メニューを判定できる機能「AI画像解析機能」を有料で提供しているが、今年9月、ユーザーによる「本来600kcal以上の牛丼が190kcalのグラノーラと判別されてしまった」といったSNSへの投稿が話題になった。この騒動を受け、同社はSNSで同様の現象が起きたユーザーに画像提供を呼びかけるなど、実態把握に努めたという。

同時にユーザーとともに画像解析機能を継続的に改善していく取り組みの検討が始まり、本プロジェクトが始動。画像解析エンジンのリニューアル、アプリの画面デザインの刷新に加え、「AI画像解析機能」無料お試しキャンペーンを実施することが決まった。通常、有料の「あすけんプレミアムサービス」限定の「AI画像解析機能」を2025年1月13日まで、全ユーザーに無料で提供する。また、画像解析エンジンのリニューアルでは、アルゴリズムを最適化した新たな画像解析エンジンの開発によって、画像の解析速度が約182％、ユーザーの食事記録率は約122％向上したという。

この日、公式Xでも「AI画像解析機能」の向上を告知。「過去には『本来600kcal以上の牛丼』を『190kcalのグラノーラ』と誤った解析をし、X上でも度々お騒がせしておりました」と謝意を示したうえで、「ですが、ご安心ください。皆さまからのご意見を受け止め機能改善を続けてきたことで、『画像解析機能』による食事記録率が122％改善するに至りました」と胸を張って報告。その一方で、まだまだ改善の余地もあるようで「最後に一つお詫びをしなければなりません。“食事の写真“に関する解析精度の向上に励んでいたため、“食事以外の写真”については、可愛い柴犬ちゃんが『トースト（6枚切り）148kcal』となったり、社長様のお顔が『肉まん 192kcal』と表示される可能性が今後もございます」とした。過去にもユニークな投稿で誤りを謝罪してきた同社らしく、当該ポストも「正直で良い」「柴犬と社長、意外にカロリー低いな！」「ワイもあすけんの女泣かせてるからお詫びせなあかん」「今度、猫さんたちも解析してもらおうw」などとネットユーザーたちの笑いを誘っている。