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朝ドラ「虎に翼」花岡悟役、岩田剛典の蔵出しトーク「花岡は武士だった」《ネタバレあり》

iza(イザ!) / 2024年6月10日 8時15分

第32話で、女性法曹という猪爪寅子(伊藤沙莉)の夢を尊重し、告白しないまま赴任先である故郷・佐賀へと旅立つ花岡悟(岩田剛典)(C)NHK

連続テレビ小説「虎に翼」(NHK総合・月~土・午前8時、BS/BSプレミアム4K・月~金・午前7時半ほか)に、花岡悟役で出演した岩田剛典が取材に応じ、役柄への印象や、役作りなどについて語った。

朝ドラ第110作となる「虎に翼」は、日本初の女性弁護士、三淵嘉子さんをモデルに、伊藤沙莉演じるヒロイン、猪爪寅子とその仲間たちが、困難な時代に道なき道を切り開き、迷える子供や追いつめられた女性たちを救っていくリーガルエンターテインメント。

花岡は寅子の明律大学法学部時代の学友で、かつての2人には好意を寄せあう時期もあったが、弁護士として生きていくことを決めた寅子のことを思い、花岡は別の女性と結婚。故郷の佐賀で裁判官になっていたが、1年ほど前に東京地裁に戻っていた。そして経済事犯専任判事として主に食糧管理法違反の事案を担当。当時、食糧や物資の多くは国の統制下にあり、それらを勝手に取り引きするいわゆる「闇商売」は法で罰せられることになっていた。法を守るため、花岡は闇市で食糧を買うことを拒否。第10週「女の知恵は鼻の先?」(第46~50話)のラストで突然その死が知らされ、週明け10日から始まった第11週「女子と小人は養い難し?」(第51~55話)の冒頭で、栄養失調で餓死したことがわかった。その死は、法曹界のみならず、世間にも大きな衝撃を与えた。

餓死という最期を念頭に「ごきげんよう」と

――花岡の最期が法を守っての栄養失調という衝撃的な亡くなり方ですが、このシーンの台本を読んだ時の印象と、終盤をどういうふうに演じたかを聞かせてください

岩田「花岡は武士だったんだなと思いましたよ。多くは語らず、思いを馳せながら身を引くという感じでしたね。途中で婚約者を連れて再登場するんですが、その時はまあなんてやつだと思うわけですよね。あれだけ寅子に対して恋心を抱いているように見せておきながら切り替え早いなと、視聴者の皆さんも感じると思うんですが、実はその裏側が後半に入って徐々に明らかにされていきます。相談もせず勝手に決めるタイプなんだなとも思いましたし、すごく男らしいところもあって、人に何を言われようとも男に二言はねえみたいな無骨さも含めて武士だったんだと思いました」

――花岡の最期についてはオファーの段階で聞かされていましたか?

岩田「去年オファーをいただいた時から決まってました。モチーフになった方がいらっしゃり、当時、GHQや食糧管理法に携わる裁判官の方で、職業上の理念から国の方針に従わないといけないということで、闇市の食べ物を食べないことを徹底して、自分の信念を貫いて最終的に餓死してしまうんだということを念頭に置きながら、『ごきげんよう』から始めました」

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