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洋画はマニア向け? 24年興収上位は漫画原作の邦画「アニメは何度も上映するのに」嘆くファン

iza(イザ!) / 2025年1月30日 14時14分

会見した日本映画製作者連盟の島谷能成会長(中央)と大手4社の社長ら=東京都中央区(石井健撮影)

2024年の映画の国内興行収入(興収)ランキングで、漫画を原作とする邦画が上位を席巻したことを受けて、不調だった洋画のファンから嘆きの声がX(ツイッター)であがっている。

日本映画製作者連盟(映連)が29日、昨年の興収総額は2069億円だったと発表した。邦画のみだと前年比105.1%で過去最高の1558億円となり、1位は「名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)」(158.0億円)、2位は「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」(116.4億円)、3位は「キングダム 大将軍の帰還」(80.3億円)で漫画原作の作品がトップ3を占めた。トップ10のうち6作品はアニメだった。

洋画は大幅減となる同69.8%の511億円で、洋画1位の「インサイド・ヘッド2」(53.6億円)は邦画6位の「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」(53.8億円)とほぼ同じだった。邦画・洋画を合わせたランキングだと、洋画の4位で実写では最高だった「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」(23.7億円)はトップ10から漏れる。不振の理由には全米脚本家組合と全米映画俳優組合によるストライキの影響があるという。

“洋画離れ”ともいえる結果にXでは「洋画=マニアが見る映画になっただけだよ」「シリーズものばかりになってオタクじゃない人にはつらい」「洋画公開の規模が小さくなりそうなのは悲しい」と嘆くコメントが見られた。また「サブスクなどの有料動画配信サービスに客をとられている」「映画館は日本のアニメばかり繰り返し上映して洋画の実写は日に数回だけ。これじゃシェアも下がるよ」などと、洋画を取り巻く環境を指摘する声もあった。

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