朝ドラ「虎に翼」イマジナリー寅子（伊藤沙莉）増殖に視聴者爆笑「脳内マルチバース」「マギみたい」「インサイド・ヘッド？」

花江の言葉から、結婚でどちらかが姓を変えることになると気づかされた寅子はその晩悪夢にうなされることに…。（手前）猪爪花江（森田望智）、佐田優未（毎田暖乃）、寅子（伊藤沙莉）、猪爪直明（BE：FIRST・三山凌輝）、田沼玲美（菊池和澄）、（奥）猪爪直治（今井悠貴）、直人（青山凌大）（C）NHK ５　星航一（岡田将生）、佐田寅子（伊藤沙莉）（C）NHK

NHK連続テレビ小説「虎に翼」の第102話が20日、放送され、ヒロイン佐田寅子（伊藤沙莉）の夢に「5人の寅子」が現れ、それぞれの立場で意見を言い合うカオスな展開に多くの視聴者が爆笑した。

日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く「虎に翼」。ドラマは第21週「貞女は二夫に見えず？」（第101～105話）が放送されており、交際相手の星航一（岡田将生）からプロポーズされた寅子は、さまざまな観点から返事に悩んでいた。星への思いはたしかだが、子供を作るわけでもなく、経済的にも自立し合っていてそれぞれの家族もいるため結婚する意味を見いだせない寅子は、この日の放送で、義姉の花江（森田望智）が、寅子が結婚したら星家の嫁として姑とうまくやれる気がしないと心配する言葉を聞いて、結婚することで星か佐田どちらかの名字が変わることに改めて気づいた。寅子は一足早く寝床に入ったが、葛藤は継続。その夜、夢の中に、法服を着た裁判官の寅子、亡き夫、優三（仲野太賀）と結婚したころの寅子、学生時代の猪爪寅子、航一と再婚し星姓となった寅子が次々と現れ、どの姓を選ぶべきか、それぞれの立場から意見を述べた。議論は白熱し、怒号や高笑いが飛び交うカオス状態に。耐え切れなくなった寅子は、「うわあ～っ！」と叫んで飛び起きた。

故人たちが劇中に「幻影」として現れる演出“イマジナリー”描写は、今作で頻繁に使われている。しかし、寅子自身の分身が現れるのは今回が初めてで、さらに同時に4人も現れるというシュールな展開に、SNSには「イマジナリー寅子が増殖している…！」「何人増えるねん（笑）」「10代の自分に論破されとる」「星寅子まで出てくるとはw」「脳内マルチバースw」「マギみたいな同一人による合議がはじまった」「インサイド・ヘッド？」などと面白がる声が続々と寄せられた。