スタバ、霧島酒造とのコラボ施設をオープン 宮崎県都城市に2026年春誕生
iza(イザ!) / 2024年7月22日 11時23分
スターバックスコーヒージャパンは22日、霧島酒造との共同のプロジェクトとして、宮崎県都城市の霧島酒造本社増設工場北側の敷地内に、初のコラボレーション施設をオープンすると発表した。施設の着工は今年秋、オープン時期は2026年春を予定している。
スターバックスは、「この一杯から広がる、心かよわせる瞬間、それぞれのコミュニティとともに―人と人とのつながりが生みだす無限の可能性を信じ、育みます」をミッションに、地域に根差した店舗づくりなど、日本で28年間ビジネスを展開。一方、霧島酒造は「地域に根ざし、地域と共に発展する企業」を経営方針に掲げ、1916年の創業以来、地域社会とのつながりを大切にしながら、地元・都城市に基盤を置いた焼酎造りを行ってきた。環境への取り組みにも力を入れている。
これまで両社は、地域社会や自然環境について意見交換するなど交流を深めてきたといい、そのなかで、互いが取り組む地域や環境について持続可能な未来への思いや活動に共感し、コラボレーションへと発展。今回オープンする施設は、自然の恵みの循環と人と人とのつながりを体験できる憩いの場を提供していくとともに、両社の強みを重ね合わせた価値を生み出すとしている。
施設は都城市を代表する霧島山や沖水川を見渡せる場所に建設。スターバックスのドライブスルーを併設した店舗、霧島酒造の直営ショップ、植物園で構成する。また、スターバックス店舗とショップからガラス越しに植物園を見ることができるつくりにし、植物を眺めながら、コーヒーや買い物が楽しめる開放的な空間になるという。屋外では、霧島山と沖水川を望める屋上庭園や芝生のエリアを設ける。
また、同施設では、環境に配慮した活動を複数計画。霧島酒造は、植物園の中で焼酎を製造する過程で発生する「蒸留温排水」の温熱を冬場の暖房として活用するほか、施設で利用する電力は「サツマイモ発電100%」で運用する。スターバックスでも、環境配慮型店舗の国際認証「Greener Stores Framework」の認証取得を予定しており、国内でも100店舗以上に拡大している「グリーナーストア」としてオープンさせるとしている。
建設概要
建設場所:霧島酒造 本社増設工場北側(宮崎県都城市下川東4丁目)
建物構造:鉄骨造 1階建て
敷地面積:4685㎡
延べ床面積:703㎡
定休日:不定休
着工:2024年秋
オープン予定:2026年春
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