博多座が「遮光ポーチ」販売 観劇中にスマホの光を漏らさず「天才か」「映画館でも売って！」SNSで絶賛

博多座（福岡市博多区）が開場25周年記念のオリジナルグッズとして「オリジナル遮光ポーチ」を発売。スマートフォンやスマートウオッチを仕舞うと観劇中にディスプレーなどの光が漏れないのが特徴で、「映画館でも売ってほしい」などと歓迎する声が相次いでいる。

同社は2日、公式サイトやX（ツイッター）で、劇場内のグッズ売り場とチケット売り場でオリジナルポーチの販売開始を発表。博多座の緞帳（どんちょう）をイメージした葡萄唐草文様を刺繍であしらったデザインで、価格は税込み2500円。遮光等級1級の生地を採用しているため、スマホやスマートウオッチなどの光る小物をまとめて入れておけば安心して観劇に没頭できると説明した。

同社では、暗い劇場でスマホの光がどれだけ目立つかを検証した動画を作るなどして観劇マナーの向上を呼びかけてきた。遮光ポーチの発売を受けてXでは、“推し劇場”のグッズで自分も周りも気持ちよく劇を楽しめるとして「企画の人天才か！」「目からウロコだった」「音を消していても光らせてしまうことがあるから、すてきなアイデアだと思う」などと絶賛のコメントが多数集まった。また「映画館で売ってほしい」「プラネタリウムにも必要」と、ほかの施設でも取り扱ってほしいという投稿もあった。

博多座は遮光ポーチを紹介するとともに「博多座では、開演中のスマートフォンについては電源からお切りいただくようご案内しております」としている。