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美容室の倒産“初の年間200件”か 過去最悪のペース、物価高で高単価のパーマ敬遠 帝国データバンク調べ

iza(イザ!) / 2024年9月3日 19時23分

(帝国データバンク調べ)

帝国データバンクは3日、ビューティーサロンなどを含む美容室の倒産が今年に入って急増しているとの調査結果を発表した。店舗間競争の激化や、節約志向で高単価のパーマネント(パーマ)の利用が減ったことなどが原因だという。

同社によると今年1~8月の美容室の倒産件数は139件で、1年間で162件だった昨年の同期間の約1.5倍にあたるという。このペースで推移すれば、2010年以降で最悪だった19年の166件を大きく上回り、初めて200件台に到達する。

背景には新規開店が続いたことによる店舗間競争の激化がある。さらに、円高や原料高によるシャンプーなどの美容資材の価格高騰、スタイリストなどの人材費のコストアップが追い打ちをかけた。料金の値上げでコスト高に対応しても、利益が増えずに不安定な経営を続けている美容室も少なくないという。

さらに、節約志向の高まりとショートカット系の流行により「カットは好調だがパーマなど高単価の施術メニューが厳しい」という向きがあり、支出額ベースではカットに対してパーマに減少傾向が見られたという。同社は相次ぐコスト増に耐えられない美容室が倒産するケースが今後も増えると見通している。

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