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関水渚インタビュー後編 ホラーは「正直得意ではない…」 その原点は「顔が真っ白なカオナシ」 テレ東系「家政婦クロミは腐った家族を許さない」

iza(イザ!) / 2025年1月31日 10時0分

――今作は「戦慄のファミリー・パニックホラー」と銘打たれていますが、ホラーやサスペンスはお好きですか?

「サスペンス系だと好きなドラマや映画はありますが、正直、ホラーは得意ではないです。『千と千尋の神隠し』にカオナシっていうキャラクターが登場しますよね。子どもの頃に観て、幼心に、顔が真っ白なカオナシが怖くて。いまとなっては笑い話ですけど、白い顔つながりで、志村けんさんのバカ殿すら怖かったんです(笑)。それくらいのビビりだから、ホラー映画はとても観られなかったです」

――そんな関水さんが、ホラーテイストの作品に挑戦しての感想は?

「とにかく面白いです。明確には描いていませんが、クロミが殺人を犯していると思われるシーンがあって、視聴者の皆さんにどう恐怖を感じてもらうか。私がクロミの気持ちだけで演じても、そこまで怖く見えないと思って、現場でセリフの言い方や声の高さ、さらに相手に近づくとき、気持ち悪いと思われるほど極限まで接近するなど、いろいろと試行錯誤するのはやりがいがあります。

私自身が怖さに対して敏感なので、『どうすれば怖く見せられるか』ということを考えるのに有利かもしれない、と思っているんです。演技や表情でより怖さを追求したい、という気持ちがどんどん強まっています」

――家政婦という役柄への感想は?

「クロミは仕事の間、制服を着ているので、衣装は楽ですね(笑)。 家政婦の仕事自体、掃除、洗濯、料理だけでなく、 庭いじりみたいなものもあって、することにいろいろと変化があるのは、役としてはとても楽しいです。ただ、私自身に向いているかどうかと言えば…。それこそ毎日、料理を作らなくてはいけないですが『今日は作りたくないな』と思うときもあるだろうから、厳しいかなって気がします(笑)」

――ちなみにご自身は、家事は得意ですか?

「掃除と洗濯はこまめにするようにしています。帰宅したとき、家の中の空気が淀んでいたり、床にホコリが目立ったりしていたら嫌なので、今日も出かける前にさっと掃除をしてきました。料理も得意というわけではないですけど、一通りできます。何かレシピがあって、『こうしたらもっとおいしくなるかも』とアレンジする方っていますよね。それで失敗したら嫌なので、決まった分量や手順があればしっかり守って、料理を作っています」

――クロミの家事で参考になったものはありますか?

「番組宣伝のため、 私が洗濯物のTシャツを畳む動画を撮ったんです。普段、大切なTシャツ以外はそこまで丁寧に畳んでいなくて、動画でも5枚のTシャツを畳むことになっていましたが、決めたら時間内に畳めなくて、5枚が4枚になり、結局4枚が3枚になりました。普段から丁寧にTシャツを畳もう、と思いましたね(笑)」

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