宮野真守の「ウイングマン」出演に声優界先輩が羨望のまなざし？「マモがあれをやるのか！」 制作発表会見

「ウイングマン」に出演する宮野真守

22日深夜に放送が始まる連続ドラマ「ウイングマン」（テレビ東京系）の制作発表会見がこのほど行われ、ドラマに出演する声優の宮野真守が、今作へのキャスティングが決まった際の声優界の反応を紹介し、会場を盛り上げた。

原作漫画の「ウイングマン」は、「電影少女」や「I”s」で知られる漫画家、桂正和さんの連載デビュー作で、1983～85年まで「週刊少年ジャンプ」（集英社）で連載された。特撮オタクの高校2年生、広野健太（藤岡真威人）が、悪の手を逃れて異次元世界からやって来た不思議な少女、アオイ（加藤小夏）と出会い、彼女が持っていたドリムノートに、自分が空想したヒーロー「ウイングマン」を描いたことから変身能力を手に入れてしまう物語で、作品生誕40周年を記念して実写ドラマ化される。

桂さんが手掛けたSF漫画で、2012年にテレビアニメが放送された「ZETMAN」の天城高雅の声優を務めた宮野は、「桂先生の作品にまたこうして出られること、さらには、普段は声優の仕事をしている僕が実写で関われるのが不思議な感じです」と感慨深げ。続けて、この日の会見に同席した坂本浩一監督が手掛けた09年公開の「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」に、宮野はウルトラマンゼロの声で出演していたことから、「坂本監督と『奇妙な縁』で繋がっているなと、オファーを受けた時にびっくりしました」と、当時の心境を振り返った。

「ウイングマン」の実写化が発表されたときは、声優界の先輩たちが「アニメ化するなら俺がやりたい！」と大盛り上がりになったという。その後、自身のキャスティングが決まり、声優陣で作るグループLINEで自分が演じるキャラクターを報告すると、先輩たちから「おお、マモがあれをやるのか！」といった反応が寄せられた。宮野は当時の状況を「話題騒然だった」と説明した。

また自身にとってのヒーローを聞かれると、宮野は「ここで言いづらい」と前置きしながらウルトラマンを挙げ、「（まだヒーローとは何かを自問していた時に、ウルトラマンゼロの声優として）子供たちに『大丈夫だよ』ってメッセージを届けられた。みんなが辛い時にそうやって声をかけてあげられるのがヒーローなんだなっていうのを、ウルトラマンゼロに教えてもらった」と話した。

≪番組概要≫

【タイトル】ドラマチューズ!「ウイングマン」

【放送日時】2024年10月22日(火)スタート 毎週火曜深夜24時30分〜25時00分