朝ドラ「虎に翼」タイムシフト合わせた視聴率は23．9％ 「NHKプラス」の最高記録は美佐江（片岡凜）決別＆「平和記念式典」の日

ＮＨＫ放送センター外観＝東京都渋谷区

NHKは7日、9月28日に放送を終了（本編最終回は27日）した連続テレビ小説「虎に翼」の視聴実態について発表した。

期間平均の関東の世帯視聴率は、リアルタイム視聴で16．8％、録画機器や見逃し配信サービスなどによるタイムシフト視聴で8．5％、総合で23．9％となった。ちなみに、前作「ブギウギ」の同地区総合は21．6％だった。

視聴人数は、総合午前8時からの放送分が最高で1926．4万人、午前7時半からのBS放送分が740．0万人で合計2243．6万人。期間平均では、それぞれ1773．7万人、458．1万人、2067．4万人となった（ビデオリサーチ調べ）。

見逃し配信の「NHKプラス」では全130話の平均視聴UB（ユニーク・ブラウザ：視聴した端末数）数が44．9万で、2020年4月の同サービス開始以降、歴代朝ドラのなかで最高を記録。「ブギウギ」に続いて、視聴形態の変化を反映した結果となった。

なお、全130回で最も高かったのは、新潟編で主人公の佐田寅子（伊藤沙莉）と女子高生の森口美佐江（片岡凜）が決別する場面があった第92回（8月6放送）の66．2万UB。この日はドラマの展開への関心が高まったと同時に、総合チャンネルでの本放送が、広島での「平和記念式典」の生中継のため通常より15分繰り上げて午前7時45分からの放送となったことから、テレビで見逃した視聴者が多かったことが影響したと見られる。