「新宿野戦病院」→朝ドラ「虎に翼」に“逆輸入” 余貴美子が小池栄子の母から岡田将生の母に“転生”する

フジテレビ本社屋外観＝お台場

現在放送中のNHK連続テレビ小説「虎に翼」の追加キャストとして、30日、女優の余貴美子の出演が発表された。余は、ヒロインの人生に大きな影響を与える星航一（岡田将生）の継母役を演じるが、ネットではこのキャスティングが、連続ドラマ「新宿野戦病院」（フジテレビ系）からの“逆輸入”だと話題になっている。

女優の伊藤沙莉がヒロインの佐田寅子役を演じ、日本初の女性弁護士で、のちに裁判官になった三淵嘉子さんの人生をもとにした物語を描く朝ドラ「虎に翼」。一方の「新宿野戦病院」は宮藤官九郎さんによる完全オリジナル脚本の連ドラで、東洋一の歓楽街、東京・歌舞伎町にたたずむ「聖まごころ病院」を舞台に、ホストやキャバ嬢、ホームレス、トー横キッズ、外国人難民などさまざまなバックボーンを持つ“ワケあり”な登場人物たちが交錯する社会の構図を描く。

「虎に翼」は現在、第18週「七人の子は生すとも女に心許すな？」（第86～90話）が放送されており、新潟地家裁三条支部に支部長として赴任した寅子が、新潟地裁本庁で判事を務める航一と再会。余演じる百合は、初代最高裁長官を務めた夫、朋彦（平田満）亡き後も星家を守っている穏やかな女性で、航一の子供たちをかわいがっているという役どころだ。また「新宿野戦病院」で、余は、主人公のヨウコ・ニシ・フリーマン（小池栄子）の母親、リツコ・ニシ・フリーマンを好演している。

「新宿野戦病院」には、もう一人の主人公を演じる仲野太賀のほか、岡部たかし、平岩紙、塚地武雅、趙珉和、ユン・ソンモが出演。この6人は「虎に翼」にも出演しており、ネットでは「虎に翼」キャストが“転生”していると話題になっている。今回は、その逆パターンで、「新宿野戦病院」キャストが「虎に翼」へ出演する格好となった。この流れにドラマファンが沸き、SNSに「航一さんの義母の星百合さん役にに余貴美子さんですと～『新宿野戦病院』から転生してくるパターンもアリなのか？」「『虎に翼』から『新宿夜戦病院』の逆バージョン」「虎翼の退場キャストが流れてると噂のドラマから、逆輸入で余貴美子さんがご出演とは…」といったコメントが寄せられている。