志水(緒形直人)、紫ノ宮(堀田真由)と倉田(藤木直人)…“父娘の愛”にSNS「父の日に相応しい」「偶然?!」「パパに会いたい」 日曜劇場「アンチヒーロー」
iza(イザ!) / 2024年6月17日 14時43分
俳優の長谷川博己が主演を務め、これまで劇中で何度も「父と娘」の関係が描かれてきた「日曜劇場『アンチヒーロー』」(TBS系)の最終回(第10話)が、今年の「父の日」にあたる16日に放送されたことがドラマファンの間で話題になり、SNSにさまざまな反響が寄せられた。
視聴者に「正義の反対は、本当に悪なのだろうか?」を問いかける「弁護士ドラマ」の枠組みを超えた完全オリジナルの連ドラで、「殺人犯をも無罪にしてしまう」“アンチ”な弁護士、明墨正樹を長谷川が演じた。これまで、12年前に千葉で起きた糸井一家殺人事件の容疑者として死刑判決を受けた志水裕策(緒形直人)の冤罪を晴らすため奔走してきた明墨。その理由は、当時はまだ検事だった彼が志水に自白を強要した張本人であり、その結果として、志水と彼の娘、牧野紗耶(近藤華)が引き裂かれてしまったことに明墨がずっと負い目を感じてきたからだった。そして、その事件で志水の無実を証明する決定的な証拠動画を隠蔽したのが、明墨の部下、紫ノ宮飛鳥(堀田真由)の父で当時、千葉県警の刑事だった倉田功(藤木直人)と、現場で陣頭指揮を執り、現在は検事正にまでのぼりつめた伊達原泰輔(野村萬斎)だった。
注目の最終回では、明墨のほか、伊達原が信頼する検察官、緑川歩佳(木村佳乃)らが、伊達原による証拠隠蔽や薬毒物鑑定書の改ざん疑惑を暴き、その後開かれた伊達原の裁判で、虚偽告訴幇助などの容疑で逮捕されて収監中の倉田が、伊達原から動画を隠滅するよう指示されたと証言。追い詰められた伊達原は不正を認めた。
この結果、志水の再審が決定。東京拘置所前で緊張して待つ紗耶の前に釈放された志水が現れ、娘の姿を見て荷物を放り出した志水は涙を流しながら駆け出し、紗耶を強く抱きしめた。紗耶もすがるように抱き締め返して「パパ。おかえりなさい」。志水は顔をくしゃくしゃにしながら「ただいま…紗耶」と声を振り絞った。
一方、拘置所で倉田と接見し、間もなく拘留が解かれることを伝えた紫ノ宮。これに倉田は、別の弁護士を雇うから紫ノ宮に自分の弁護人を降りるよう求めると、自分では頼りないかと尋ねた彼女に「娘に守られる父親なんて、カッコ悪いだろ?」と笑った。立場の違いからたびたび対峙してきた2人だが、突然、父親の表情をのぞかせた倉田に涙が込み上げた紫ノ宮は、娘の顔に変わると「わかった。でもまた来るから。お父さん…」と穏やかに微笑んだ。
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