アップフロント協力でマイナカード活用したチケット販売の実証実験 転売対策などが目的

マイナンバーPRキャラクター、マイナちゃん

芸能プロダクションのアップフロントグループは17日、デジタル庁が推進するエンタメ領域でのマイナンバーカードの利用拡大に向けた、ライブイベントなどにおける不正転売防止・業務効率化などを目的とした実証実験に協力すると発表した。ネットではファンを中心に意見が交わされている。

公式サイトによると、実証実験は3月21日に江戸川区総合文化センターで開催される「モーニング娘。‘25 小田さくらバースデーイベント ～さくらのしらべ 14～」、同29、30日に幕張メッセ 国際展示場ホールで開催される「Hello! Project ひなフェス 2025」で実施。マイナンバーカードによる本人確認を行うことで、不正転売防止や、会場入場時の本人確認の業務効率化などの活用可能性を検証するとしている。

「モーニング娘。‘25 小田さくらバースデーイベント ～さくらのしらべ14～」ではマイナンバーカードによる本人確認をした人に向けて、チケット販売（抽選）を行う。一方、「Hello! Project ひなフェス 2025」では、一般枠とは別に、マイナンバーカードによる本人認証を行った人を対象としたチケット販売（抽選）を実施する。

コンサートなどの高額なチケット転売が問題になるなか、こうした取り組みに対し、ファンからは「ハロプロ本気出してきた！」「ここにもマイナンバーか…でも転売対策にはいいかもしれない」「どこの事務所もこれぐらいやれば不正だいぶ減るよね」「同時に公式のリセールシステムを構築してほしい」「吉とでるか、凶とでるか」などの書き込みが寄せられている。

なお、同社のコンサート以外にも、3月2日に開催されるファッションフェスタ「第38回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2024 SPRING／SUMMER」においても、同様にマイナンバーカードを活用した実証実験が行われる。