「先人たちの底力 知恵泉」新春SPは大河「べらぼう」にちなみ、1300年にわたる出版の歴史ひもとく ゲストに漫画家のヤマザキマリさんほか Eテレ元日OA

2025年元日に放送される「先人たちの底力　知恵泉　新春スペシャル　出版1300年　文化はかくして生まれた」（C）NHK

NHK Eテレで2205年の元日、「先人たちの底力　知恵泉　新春スペシャル」（午後10時）が、1月5日からスタートする大河ドラマ「べらぼう～蔦重栄華乃夢噺～」の主人公で江戸の版元・蔦屋重三郎にちなんで、「出版1300年　文化はかくして生まれた」というテーマで放送される。

歴史居酒屋「知恵泉」を舞台に、悩み、壁にぶつかる現代人にとって生きるヒントとなる、歴史上の人物のユニークな知恵を学ぶ教養バラエティー。今回は放送時間を15分拡大した特別版で、出版の歴史をひも解く。始まりは奈良時代、「百万塔陀羅尼」（ひゃくまんとうだらに）。そして江戸時代、印刷文化は爆発的に発展し、山東京伝や十返舎一九ら戯作文学者たちが主たる担い手に。木版の絵入りのページや、糊口をしのぐために始めた自店の洒脱な広告などは、化政文化を華やかなものにした。さらに明治時代、ひょんなことから福澤諭吉が始めた新聞事業は今日の日本のジャーナリズムの基礎をつくった。さらに乳製品と福澤の意外なエピソードも登場する。

ゲストとして、元週刊誌編集長の元木昌彦さん、漫画家、ヤマザキマリさん、明治大学の清水克行教授が出演。MCを「五代目店主」の高井正智アナウンサーが務める。