北野武の新作映画「Broken Rage」、2・14からPrime Videoで独占配信

「Broken Rage」キービジュアル（C）2025 Amazon Content Services LLC or its Affiliates.

北野武が監督・脚本・主演を務める映画「Broken Rage（ブロークンレイジ）」が、2月14日からPrime Videoで世界独占配信されることが決定。併せて本予告とキービジュアル、場面写真が公開された。

本作のテーマは「暴力映画におけるお笑い」で、日本の配信映画として初めてベネチア国際映画祭に正式出品され高い評価を受けた。約60分の映画を前半と後半のパートに分け、前半は、警察とヤクザの間で板ばさみになった殺し屋が生き残りをかけて奮闘する骨太のクライムアクション、後半は前半と同じ物語をセルフパロディという手法を使ってコメディタッチで描いた。

本予告では、殺人の容疑で警察に捕まった主人公の殺し屋、ねずみ（ビートたけし）が、警察から「お前の罪を見逃す代わりに警察に協力しろ」と、覆面捜査官として麻薬組織への潜入を強要される。殺し屋としてのずば抜けた能力を武器に暗躍するねずみや、危険な捜査に挑む警察、麻薬売買を取り仕切るヤクザたちの攻防戦が映し出されている。

ねずみに捜査協力をさせようとする井上刑事役を浅野忠信、福田刑事役を大森南朋が担当。中村獅童は麻薬売買を取り仕切るヤクザの親分、金城役、若頭の富田役を白竜が演じることはすでに発表されているが、他キャストの配役も明かされた。クスリの売人役を國本鍾建、精製工場を取り仕切る田村役を宇野祥平ら、北野組常連の俳優陣が演じる。

また、ねずみが出入りするカフェの店長役を仁科貴、ジムトレーナー役を佳久創、半グレの大黒役を矢野聖人、覆面捜査官役を秋山準、謎の司会者役を劇団ひとり、ヤクザの親分役を長谷川雅紀（錦鯉）、ホステス役を馬場園梓、眼科医役を鈴木もぐら（空気階段）、警察役を前田志良（ビコーン！）が担う。