秋元康氏プロデュース17人組アイドルグループが「RainTree」として来年1月メジャーデビュー サプライズ発表に「震えた」とメンバー号泣

「Raintree」の前列左からロゼ、リー、マリオ、マカロン、ニイ、タマ、コトリ、カワチャン、イチ（後列左から）リンリン、ミラン、マキ、ペロ、チャイ、サナ、キナコ、イチゴ

作詞家の秋元康氏がプロデュースする新アイドルグループの制作発表会が8日、都内で行われ、昨春に開催された「IDOL3.0PROJECT」オーディションの最終審査で惜しくも不合格になった17人が来年1月に「RainTree（レインツリー）」としてメジャーデビューすることが発表された。メンバーのサナ「目標が見えないなかで頑張って来た。（デビュー日が映像で出て）震えました」とうれし泣きした。

登壇した17人は昨年10月7日、「WHITE SCORPION」が選ばれたオーディションの最終選考で落選したメンバー。そこから「FINALIST」として活動を続け、メジャーデビューを夢見てきた。先月11日にWHITE SCORPIONのファーストミニアルバムにオリジナル楽曲「命しか捧げるものがない」が収録されたが、デビューにはつながらず。この日、メジャーデビューが発表されると、涙するメンバーもいた。オーディション落選から丸1年で届いた吉報に、この日が誕生日のニイは「去年は最終オーディションで悲しい気持ちで誕生日を迎えた。今年の誕生日もデビューできなかったと思っていたが、最高の誕生日プレゼントをいただけたことがうれしい」と笑顔を見せた。

そんな彼女たちだが、デビューには秋元氏らしい「試練」が待っている。デビュー楽曲は「ダンス・歌・自己表現」の3つの審査基準をもとに表題曲メンバーとカップリング曲メンバーを決定。秋元氏プロデュースのAKB48や乃木坂48といったグループでおなじみの「セレクションシステム」が採用される。チャイは「聞いた時はすごく驚いた。悲しい気持ちもあるんですけど、今まで通り、高め合いながら仲良くやっていきたい」と涙を流しながら意気込んだ。

グループ名の「RainTree」には「苦難に耐え抜く強さで自らにも周りにも大きな力を与える、その力強く優しい存在になれるように」という思いが込められている。この日、偶然にも雨が降ったことに、リーは「どんな苦難があっても乗り越えるやさしいグループにします」と抱負を述べた。